fumfum

土地の「用途地域」について知ろう!それぞれの特徴や調べ方も紹介

アイコン:土地のこと土地のこと

土地の「用途地域」について知ろう!それぞれの特徴や調べ方も紹介

  • 投稿日:
  • 更新日:

目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

新築住宅を建てる土地を探しているなら、「用途地域」について知っておきましょう!
用途地域とは、地域ごとに建てられる建物の種類や大きさに制限をかけるルールです。

用途地域にはどんな分類やエリア分けがあり、どんな制限がかけられているのか。
用途地域の調べ方についてもご紹介します


Tさま邸 ダイニング

土地の「用途地域」とは?

土地の「用途地域」とは、暮らしやすい街づくりのために、土地の用途に応じて建物の種類や大きさなどを制限している地域です。

都道府県は、国で定められた都市計画法をもとに都市計画を立てており、都市計画では、土地を「都市計画区域」「都市計画区域外」「準都市計画区域」の3つに分けています。
「都市計画区域(計画的に都市の整備や開発を進めるエリア)」では、さらに細かく「市街化区域」という区域が指定されており、この市街化区域では必ず用途地域を定めるルールとなっています。

市街化区域はすでに市街地として人が住んでいるエリア、または今後十数年以内に市街地として開発するだろうエリアが該当します。

市街地としてたくさんの人が暮らすエリアで、建物のルールがないとどうなるでしょうか?

住宅地のすぐ横に大きな工場がたくさんあると、トラックが頻繁に出入りして危ないですし、煙や産業廃棄物などの影響も心配です。
閑静な住宅街のすぐ横に大きな商業施設や繁華街ができると、夜遅くまで騒音に悩まされることがあったり、街並みや景観に統一感がなくなってしまうかもしれません。

また、大きなビルと平屋の戸建てが混在していると、低い建物への日当たりが保証されなくなってしまうなど、さまざまな問題が発生します。

用途地域によって建てられる建物のルールを定めることで、それぞれが住みやすく生活しやすい街づくりを目指しているのです。



土地の用途地域の分類は?それぞれの特徴もご紹介

用途地域は大きく分けて「住居系」「商業系」「工業系」の3つに分類され、そこからさらに13のエリアに分かれます。
それぞれの特徴や制限の内容をご紹介します。

住居系の用途地域

住宅地として良好な住環境を保つことを優先している地域です。
基本的に大きな工場や大型商業施設は建てられません。
さらに8つの地域に分かれ、住宅の高さや広さ、店舗や病院、学校などの建設についてルールが定められています。

上から順に制限が厳しく定められています

■第一種低層住居専用地域
戸建てや低層マンションなど、低層住宅の住環境を守るための地域です。
10m〜12mの高さ制限があり、階層としては2~3階建て程度が目安。
高い建物がなく、ゆったりした敷地に戸建てが並ぶような閑静な住宅街となります。

住宅に加え、小学校・中学校を建てることが可能です。
そのほか、50㎡以下の小さな店舗兼住宅であれば建てることもできます。

■第二種低層住居専用地域
第二種低層住宅専用地域も低層住宅の住環境を守るための地域で、10m〜12mの高さ制限が設けられています。

大きなお店は建てられませんが、第一種低層住居専用地域で建てられる建物に加え、150㎡以下のコンビニや飲食店を建てることが可能になります。

■第一種中高層住居専用地域
中高層住宅の住環境を守るための地域で、高さの制限はありません。

低層住宅専用地に建てられる建物に加え、病院や大学、高校、500㎡までの店舗などが建てられます。

■第二種中高層住居専用地域
こちらも、中高層住宅の住環境を守るための地域で、高さの制限はありません。

第二種中高層住居専用地域は、2階以下・1,500㎡までの店舗を建てることが認められるほか、同条件内で事務所を建てることも可能になります。

■第一種住居地域
住宅の環境を守るための地域ですが、3,000㎡までのオフィスやホテル、ボーリング場などの娯楽施設も建てることが可能で、賑やかで利便性の高いエリアに。

カラオケボックスやパチンコ店は原則許可されていません。

■第二種住居地域
第二種住居地域では、第一種住居地域で建築可能な建物に加え、カラオケボックスやパチンコ店などの建築も可能になります。

■準住居地域
国道や幹線道路沿いの地域が多く、住環境と同時に自動車関連施設の立地としての環境を守る地域になっています。
自動車関連施設や、営業用倉庫、映画館なども建てることができます。

■田園住居地域
2018年4月1日に新たに追加された用途地域。
農地と住宅地の調和を目指し、住環境と農業環境を守るための地域です。

建築物の制限は第一種低層住居専用地域に近い、厳しいものになっています。
店舗の建築には広さの制限がありますが、農産物直売所や農家レストランなど農業に関わる店舗なら建設が可能。

倉庫についても、農作物の貯蔵庫や農機具の収納倉庫などは建てられます。

商業系の用途地域

店舗やオフィス、商業施設などに対する制限が比較的緩い地域です。
大きなホテルや娯楽施設なども建てることができます。

住宅も建てられますが、大きな商業施設と隣接する可能性があることも頭に入れておきましょう。
以下の2つの地域に分かれます。

■近隣商業地域
住宅街に住む人たちが、日々の買い物や生活に利用する商業地域となることを想定しています。
住宅のほか学校、店舗、ホテル、医療施設など主だった施設が建てられます。
危険性の高い工場やキャバレーなど娯楽施設の一部は建てられません。

■商業地域
隣接商業地域よりも制限が緩和されている地域です。
危険性の高い工場や大規模な工場以外の施設は建設可能なものがほとんど。

いろいろな施設が集まり利便性が高いことから、マンションやアパートなど集合住宅の需要も高いです。

工業系の用途地域

大きな工場や倉庫などを建てることを想定している地域です。
以下の3つの地域に分かれており、工場専用地域以外では工場以外の建物も建てられます。
下に行くほど制限が厳しくなります。

■準工業地域
環境への影響や危険作業があるような大工場を除く、軽作業の工場などを想定している地域です。
工場のほか、住宅やホテル、病院、学校なども建てられます。

■工業地域
工場のほか、住宅や店舗は建てられますが、学校、ホテル、病院などは建てられません。

■工業専用地域
住宅や病院、学校などは建てることができません。

目当ての土地の用途地域はどうやって調べる?


 Tさま邸 リビング

用途地域は、自治体の窓口へ行って調べることができます。
自治体のホームページで公開している自治体も多いので、インターネットで調べることもできますよ。
「調べたい地域名+用途地域」で検索してみてくださいね。

また、不動産会社でも用途地域を把握していることも多いため、不動産会社の担当者に聞いてみても良いでしょう。

土地の用途地域を把握することで、今後どんな建物が建つ可能性があるか、どんな街並みができてゆくのかを予測することができます。
自分の目当ての土地だけでなく、周辺の土地についてもぜひ用途地域を確認してみましょう。

まとめ

●用途地域とは、土地の用途に応じて建物の種類や大きさなどを制限している地域のこと。暮らしやすい街づくりのために、国の都市計画法や自治体の都市計画に沿ってエリアが指定されています。

●用途地域は「住居系」「商業系」「工業系」の3つに分類され、そこからさらに細かく13の地域に分かれます。住宅の環境を守るための制限が多いのは住居系地域ですが、商業系、工業系地域にも住宅は建てられます(工業専用地域を除く)。

●土地の用途用地は自治体の窓口で調べることができます。ホームページ上に公開している自治体も多いので、インターネットで検索してみましょう。


全国に店舗があるナチュリエは、木の家でのていねいな暮らしを提案するハウスメーカー。
家づくりに関するアドバイスやご提案をいたします!
自然素材の注文住宅についてはお近くの「ナチュリエ」へぜひお気軽にご相談ください。



タグ

著者

写真:fumfum編集部
fumfum編集部

ていねいな暮らしをテーマに、家のこと、趣味のこと、ライフスタイルのことなど、わかりやすく紹介していきます。

ようこそ、
ナチュリエの世界へ

  • 写真:ナチュリエの家の様子
  • 写真:ナチュリエの家の様子
  • 写真:ナチュリエの家の様子