fumfum

薪ストーブにおすすめの間取りをご紹介!特徴や選び方も

アイコン:

薪ストーブにおすすめの間取りをご紹介!特徴や選び方も

  • 投稿日:
  • 更新日:

目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

新築マイホームで薪ストーブを導入する際は「どのような間取りにしたら良いのか」と悩む方も多いと思います。

薪ストーブは暖房器具としてはもちろん、インテリアとしても魅力的です。
しかし、一度設置してしまうと、家具のように簡単には動かせません。
間取りを決めるときは、薪ストーブの特徴や種類を知った上で、適した場所に配置することや使い勝手なども考慮しながら決めていくことが大切です。

そこで今回は、薪ストーブにおすすめの間取りについてご紹介します。
薪ストーブの特徴や選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてください!


薪ストーブがある部屋

まずは薪ストーブの特徴をチェック

家の間取りは、住み心地の良い快適な空間をつくる上で大切です。
薪ストーブを設置する際は、特に熱効率や生活動線を考えた間取りが重要になります。

後悔のない間取りにするためにも、まずは薪ストーブの特徴や種類を知って、その良さを活かすことができる設置場所を考えてみましょう。

薪ストーブの特徴

薪ストーブには、主に次のような特徴があります。

  • 遠赤外線の熱「輻射熱(ふくしゃねつ)」が、室内をやさしく暖める
  • インテリア性が高く、本体を置くだけでも部屋がおしゃれになる
  • 薪が燃える音や炎の揺らめきに、心が癒される
  • 電気やガスを使わないため、災害時や停電時もあると心強い
  • お湯を沸かしたり調理をしたり、灯りとしても活用できる

どの特徴も、ほかの暖房器具にはない薪ストーブならではの魅力です。
しかし、設置場所によっては使い勝手が悪くなったり、せっかくの良さが損なわれてしまったりする可能性もあります。
本体には煙突を取り付ける必要もあるため、家具のように簡単には移動することができないため、設置場所は慎重に決める必要があります。

薪ストーブの種類

次は薪ストーブの種類についてです。
薪ストーブは構造と暖房方式で、以下のような種類に分けることができます。

  • 火室がガラス窓や扉で密閉された「輻射式」と「対流式」
  • 火室がオープンになった暖炉に近いタイプの「開放式」

一般住宅で設置される薪ストーブの多くは「輻射式(ふくしゃしき)」と「対流式」です。

輻射式は本体から放出される輻射熱によって周囲の空気を直接暖めます。
体の奥からじんわりと暖めてくれて、温もりが持続しやすいのが特徴。
天板で調理ができるのもこのタイプです。

対流式は本体が二重構造になっていて、暖めた空気を放出・対流させることで室内全体を暖めます。
天板で調理することはできませんが、高温になりにくいため、輻射式よりも壁や家具に近づけて設置できるのが特徴です。

一方の開放式は、火室にガラス窓や扉がない珍しいタイプです。
燃焼する薪が直接見られるので、インテリアとしての魅力は高く、空間演出には最適です。
ただし、燃焼効率や暖房性能といった点では密閉型に劣るので、一般住宅に用いられるケースは少ないです。


薪ストーブにおすすめの間取りと設置場所


薪ストーブのある部屋

家に薪ストーブを導入する際は、どんな間取りにするのが良いのでしょうか。
間取りや設置場所を決めるポイントについてご紹介します。

  • おすすめの間取り

薪ストーブライフには、次のような間取りがおすすめです。

  • リビングなどを中心とした間取り
  • 吹き抜けや土間・テラスのある間取り

火入れから部屋全体を温めるのに時間がかかる薪ストーブは、リビングや書斎など、長時間過ごす場所に設置するのがおすすめ。
リビングを中心に間取りを考えると、家族が集いやすく、のんびりと過ごすことができます。

薪ストーブを設置する際は、煙突の配置についても考えなくてはなりません。
吹き抜けがあると、煙突をまっすぐ伸ばして設置しやすいです。

ただし、暖かい空気が上部に滞留してしまうため、シーリングファン設置などで、熱効率が悪くならない対策も必要です。

土間は薪ストーブの設置に適しています。
外から薪を運ぶのにも便利で、灰の掃除などで汚れても気にならない点が魅力です。
テラスや玄関とつながっていれば、薪ストーブまでの動線も確保しやすくなりますよ。

間取りを決めるポイント

間取りを決める際は、次のようなポイントを押さえて、薪ストーブの良さを活かす設置を考えてみましょう。

  • ストーブから薪の保管場所までの動線を考える
  • 暖房効率や生活の邪魔にならない場所を選ぶ
  • 掃除やメンテナンスのしやすさにも配慮する

薪ストーブを設置する際に忘れてはいけないのが、燃料となる薪を補充する際のルートです。
屋内外に設置した保管場所が遠く、動線が悪いと、毎日の作業も面倒になります。
薪が運びやすく移動しやすい動線を考えて間取りを決めましょう。

部屋のどの位置にあると暖房効率が良いのか、生活の邪魔にならない場所かも考慮する必要があります。
家具や設備に影響しない間取りであることも重要です。

また、薪ストーブを安全に稼働するには、定期的な掃除やメンテナンスが大事。
煙突掃除などのしやすさにも配慮しましょう。

薪ストーブの置き方

薪ストーブは、置き方によっても熱効率が変わります。
部屋の中央、壁面と平行、部屋の角(コーナー)といった3つの配置方法でどう違うのか、事前に確認しておきましょう。

部屋の中央に置く場合

薪ストーブの熱が、360度全方位に広がるので、一番熱効率が良く温まりやすい置き方です。
ただし、周りに家具などが置けなかったり、部屋の広さによっては生活動線を悪くしてしまったりする可能性もあるので注意しましょう。

壁面と平行に置く場合

一般住宅で薪ストーブを導入する際によくみかける設置方法の一つ。
薪ストーブの熱が前面と左右180度へ放出するため、中央設置の次に暖房効率の良い置き方です。

コーナー(部屋の角)に置く場合

部屋のコーナーを背に、薪ストーブを設置する方法です。
熱の放熱範囲は、中央設置や平行設置よりも多少狭まりますが、デッドスペースの有効活用にもなり、生活動線の邪魔にもなりにくいです。


薪ストーブの設置場所については「薪ストーブの設置場所はどの部屋が良い?熱効率の良い設置場所も知ろう」でもご紹介しています。
ぜひ、こちらも参考にしてくださいね。

薪ストーブの選び方

ひとえに薪ストーブといっても、素材やデザインも豊富で、性能やサイズの違いもあり、どのように選べば良いのか悩むところですよね。

選ぶポイントは、薪ストーブを設置する目的や楽しみ方を考えること。
自分のライフスタイルに合わせて、素材、デザイン、性能・サイズなどの違いから選んでみましょう。

素材

素材から選ぶ場合は、価格や見た目の印象だけではなく、素材の特性にも着目してみると良いです。
例えば、鋳鉄製は暖まるまでに時間がかかりますが、蓄熱性に優れ、冷めにくいのが特徴です。
鋼板製は、熱の伝わりが早く温まりやすいので、素早く着火したい方に向いています。

薪ストーブの多くは、この鋳鉄・鋼板素材です。
ほかにも、天然石やレンガ、陶板などを組み合わせたものがあります。

デザイン

薪ストーブのデザインは、メーカーによってもさまざまで、重厚感のあるクラシックなものから、洗練されたスタイリッシュなものまで幅広くラインナップされています。
近年は、従来の横長タイプだけではなく、モダンな縦長タイプ、壁に埋め埋め込まれたビルドインタイプなど、家の内装やインテリアにも合わせやすいデザインが豊富。

暖房以外に重視するポイントはどこなのか、価格や性能と照らし合わせながら選んでみると良いでしょう。

性能・サイズ

薪ストーブの暖房性能を重視して選ぶ場合は、暖めたい空間に適した性能・サイズのものを選ぶ必要があります。
薪ストーブは同じサイズでも、メーカーによってカバーできる範囲が異なります。
また、住宅の断熱性能や薪の消費量によっても変わる可能性があるので、注意しましょう。
性能やサイズで迷ったら、まずはハウスメーカーなど専門家に相談するのがおすすめです。

薪ストーブの間取りの事例を紹介!


薪ストーブがある部屋

木のぬくもりや心地よさが特徴のナチュリエの家は、薪ストーブとの相性も良く、実際に導入された事例がいくつもあります。

ここでは、マイホームに薪ストーブを導入されたナチュリエオーナー様のお話をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

家族の楽しみ広がる薪ストーブライフ!


薪ストーブがある部屋

子どもの成長をきっかけに、家を考えたという北海道江別市のIさま
ナチュリエで建てたおうちには、ご主人の希望で薪ストーブを導入しました。

重厚感のある薪ストーブは家族が集うリビングへ配置。
煙突がまっすぐ伸びる上部は、開放的な吹き抜けの空間となっています。
住みはじめて5年以上が経過した現在は、薪ストーブならではの良さを実感しているご様子。

「本当にあったかいです。暑くてみんな薄着なのに、楽しくてまた薪を入れちゃう感じで(笑)。」


子どもと母親

薪ストーブの熱は暖房としてだけではなく、お料理にも活用しているとのこと。
「冬はガスコンロ代わりですね。カレーとかおでんとか煮込んだり、ピザを焼いたり。焼きいも、焼きりんごなんかもおいしい!」

暮らしの中に薪ストーブがあることで、家族と過ごす時間や楽しみも広がっているようです。

まとめ

薪ストーブを設置する際は、特に熱効率や生活動線を考えた間取りが重要。
薪ストーブには、火室がガラス窓や扉で密閉された「輻射式」と「対流式」、火室がオープンになった暖炉に近いタイプの「開放式」といった種類があります。


薪ストーブライフには、リビングなどを中心とした間取り、吹き抜けや土間・テラスのある間取りがおすすめ。
間取りを決める際は、薪を運ぶ動線、暖房効率、掃除のしやすさなども重要。
薪ストーブは置き方によっても熱効率が変わります。

薪ストーブを選ぶポイントは、設置する目的や楽しみ方を考えること。
自分のライフスタイルに合わせて、素材、デザイン、性能・サイズなどの違いから選んでみましょう。
暖房性能を重視して選ぶ場合は、暖めたい空間に適した性能・サイズのものを選ぶ必要があります。

薪ストーブを設置しているナチュリエのオーナー様は、家族との団欒を楽しんでいらっしゃいます。
施工事例やインタビューして聞いた実際のオーナー様の声も参考に、薪ストーブのある暮らしを検討してみてくださいね。


自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ぜひナチュリエへ。
全国に店舗があるナチュリエでは、薪ストーブのある注文住宅にも対応しています。
家づくりに関するアドバイスやご提案もしていますので、お気軽にご相談ください!



タグ

著者

写真:fumfum編集部
fumfum編集部

ていねいな暮らしをテーマに、家のこと、趣味のこと、ライフスタイルのことなど、わかりやすく紹介していきます。

ようこそ、
ナチュリエの世界へ

  • 写真:ナチュリエの家の様子
  • 写真:ナチュリエの家の様子
  • 写真:ナチュリエの家の様子

家づくりの参考になる!無料カタログプレゼント

お住まいの地域(店舗)を
お選びください。