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無垢床が暖かいのはなぜ?理由や無垢床のメリットをご紹介

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無垢床が暖かいのはなぜ?理由や無垢床のメリットをご紹介

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目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

快適な住まいづくりには、足元の暖かさも重要な要素。
新築の床材選びでは、寒い冬場にひんやりするような素材は避けたいところですよね。

無垢(むく)の床について、「暖かい」「裸足で過ごせる」などと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
無垢床が暖かいと感じるのは、素材の熱伝導率や特性が関係しています。

今回は、なぜ無垢床が暖かいのか、その理由や無垢床のメリットなどについてご紹介します!


無垢床の部屋

無垢床が暖かい理由

無垢(むく)床が暖かいと感じる理由の前に、まずは無垢床や素材となる木材について簡単に説明します。

無垢床とは?

無垢床とは、無垢材を使用した床のこと。
無垢材は1本の丸太から切り出して作られた木材で、継ぎ目や貼り合わせのない天然木そのものです。

無垢床は、無垢フローリングとも呼ばれていて、自然な風合いや美しい木目、木の香りが感じられるのが魅力です。

木材ベースのフローリングは2種類

フローリングには無垢床以外に、複合フローリングという種類もあります。
複合フローリングは、合板と呼ばれる基材に複数の木材やシートを、接着剤などで貼り合わせて加工したものを使用した床のことです。

複合フローリングは仕上がりが均一で、品質も安定しているのが特徴。
価格が安いのも魅力です。

無垢床の熱伝導率と特性が暖かさの理由

同じ木材ベースの床ですが、複合フローリングに比べて、無垢床(フローリング)には、暖かさやぬくもりを感じているという声が多いです。

しかし、無垢材自体に発熱効果はありません。
なぜ暖かいと感じるのか、それには熱伝導率や無垢材ならではの特性が関係しています。

例えば、冬の冷えた室内で床に足を着けた瞬間、ヒヤッと冷たく感じた経験はないでしょうか。
このとき、冷たく感じるかどうかは、触れた床材の熱伝導率によって変化します。

熱伝導とは、物質間で温度差があるときに、熱が高温から低温へと移動する現象のこと。
熱伝導率は、熱の伝わりやすさを数値で表したものです。
熱伝導率は素材によって違い、木材は鉄やコンクリートに比べて熱が伝わりにくく、熱伝導率が低いといった特徴があります。

また、木材は細胞の集合体で、パイプ状の内部に空気を多く含んでいます。
そのため、保温性や断熱性に優れているのも特徴の一つ。
無垢材は天然木そのものなので、保温・断熱効果が高く、肌が触れても冷たさを感じにくいのです。

ちなみに、複合フローリングには、無垢床のような調湿機能がありません。
断熱効果も低く、床の冷たさが伝わりやすいので、同じ温度でも無垢床よりも冷たさを感じやすいといえます。

無垢床の樹種と暖かさ

無垢床は原木の樹種によっても暖かさの感じ方が異なります。

一般住宅の床に使用される樹種は、大きく針葉樹と広葉樹に分けることができます。

  • 無垢床は原木の樹種によっても暖かさの感じ方が異なります。
  • 一般住宅の床に使用される樹種は、大きく針葉樹と広葉樹に分けることができます。

針葉樹は柔らかい材質や明るい色味が特徴。
一方の広葉樹は、硬い材質で重厚感があり、耐久性の高いものが多い傾向にあります。

木材の熱伝導率は、細胞内部に含まれる空気の量が多いほど低くなります。
針葉樹は、広葉樹に比べて空気を多く含んでいるため、同じ無垢の床でも、原木が針葉樹の方が暖かさを感じやすいといえるでしょう。

無垢材の種類や特徴などについては「無垢フローリングとは?種類やお手入れ方法、施工事例もご紹介!」でも詳しく解説しています。
ぜひ、こちらも参考にしてください!


無垢床は暖かい以外にもメリット多数!


無垢床の部屋

無垢床は暖かさを感じる以外にも、たくさんのメリットがあります。

メリット①無垢床ならではの感触と心地良さ

一つは無垢床ならではの、触り心地と気持ち良さ。
無垢床には、木の質感や風合いがそのまま残っています。
やさしく柔らかい感触なので、素足で接しても気持ち良く、木の香りには癒し効果もあります。

また、無垢床に使われている木材は、身体にやさしい自然素材です。
接着剤などを使用していないため、化学物質に敏感な方も安心です。

メリット②無垢床の優れた調湿機能

調湿機能に優れている点も無垢床のメリットです。
天然木には、調湿作用があり、適度に水分を吸収・放出して湿度を調節しています。

一年を通して湿度の変化が少なく、足触りが良いのも特徴。
例えば、梅雨や夏の時期も肌触りはサラッとしていて、床がベタつくことがありません。
乾燥する冬場も底冷えすることなく、快適な温度に整えてくれます。

メリット③味わいが増す経年変化の楽しみ

無垢床は時間経過とともに色味や艶に変化が生じ、使い込むほど味わいが増すのも良さの一つ。
素材となる樹種によっても表情は異なり、10年、20年と長期に渡って楽しめるのも魅力です。

ナチュリエの無垢の家もご紹介


犬と遊ぶ夫婦

木のぬくもりや心地良さを大切にしたナチュリエでは、無垢の床が標準仕様です。

実際にナチュリエで家を建てられたオーナー様のお話をご紹介します。
無垢床を取り入れたマイホームをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

無垢のあたたかさの中に、かっこよさを加えた家


犬のいる部屋

大きな吹き抜けのあるデザインと無垢の優しい色合いが、部屋全体を明るく印象付ける、北海道札幌市にあるSさまのおうち。
家づくりでは、無垢の床と吹き抜けが絶対条件でした。

日当たりや開放感にもこだわり、窓も設置。
「あたたかみのある家でありながら、ピリッと空間を締めたかったので」と、アイアン製の手すりをアクセントに加えたと言います。

「あったかいけど、かっこいい雰囲気になった」というマイホームは、Sさまにとって望み通りの仕上がりです。
太陽の光がたっぷり差し込むリビングも、愛犬とのんびり過ごせる心地良い空間となりました。

「無垢の床は、キズも味になるし、そういう暮らしをしていきたいと思っていました」と話すSさま。
住みはじめて時間が経過した現在は、自分たちの家の良さを実感しています。

「ゆっくりと自分たちらしい家にしていきたい」と、これからの暮らしも楽しみにしている様子です。

まとめ

●無垢床は、1本の丸太から切り出した無垢材を使用した床のこと。
無垢フローリングとも呼ばれていて、自然な風合いや美しい木目、木の香りが感じられるのが魅力です。
無垢床が暖かいと感じるのは、熱伝導率が低いこと、無垢材ならではの保温・断熱効果の高さが関係しています。

●無垢床は暖かさを感じる以外にも、無垢床ならではの感触と心地良さや、優れた調湿機能、経年による色味や艶の変化・味わいの深さなど、多くのメリットがあります。

●木のぬくもりや心地良さを大切にしたナチュリエでは、無垢の床が標準仕様です。
実際にナチュリエで家を建てられたオーナー様は、無垢の質感やぬくもり、経年変化の味わいを楽しんでいます。
無垢の床を検討している方は、ぜひオーナー様の施工事例やインタビューを参考にしてみてくださいね。

自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ぜひナチュリエへ。
全国に店舗があるナチュリエでは、オリジナル無垢材もご用意しています!
家づくりに関するアドバイスやご提案もしていますので、お気軽にご相談ください。



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