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ウッドデッキの素材はどう選ぶ?素材の種類や選び方をご紹介

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ウッドデッキの素材はどう選ぶ?素材の種類や選び方をご紹介

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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

新築するにあたり、ウッドデッキのある家を考えている方も多いと思います。
しかし、いざウッドデッキについて調べてみると、素材の種類の多さに、どう選べば良いのか悩んでしまったという方もいるのではないでしょうか?

ウッドデッキは素材の種類によって、完成時の仕上がりだけではなく、耐久性や手入れのしやすさ、施工コストにも違いがでます。
特徴をしっかり把握した上で、自分のイメージするウッドデッキに適した素材を選ぶことが重要です。

今回は、そんなウッドデッキの素材の種類や特徴について解説!
それぞれのメリット・デメリットから、選び方のポイントまでをご紹介します。

ウッドデッキとは?素材の種類を解説!

そもそも、ウッドデッキとはどんな物なのかご存知でしょうか?
使われる素材や種類についても簡単にご紹介します!

ウッドデッキとは

ウッドデッキとは、英語の「deck(デッキ)」に由来した言葉で、直訳すると「木の甲板」を意味します。
地面より少し高い位置に作られた木製の床のことで、屋根はなく、建物の周りや庭など、屋外に設置されるのが特徴です。

一般住宅においては、リビングなどの前に作られることが多く、屋内と屋外がフラットにつながるよう設計されるため、奥行きや開放感のある空間づくりが実現します。

ウッドデッキを作る上で重要となるのが素材選びです。
ウッドデッキは素材の種類によって、完成時の仕上がりや耐久性、手入れのしやすさ、かかる費用なども変わります。
まずは、ウッドデッキに使われる素材と種類について確認しておきましょう。

ウッドデッキに使われる素材と種類

ウッドデッキに使われる素材は、大きく「天然木」と「人工木」の2種類に分けることができます。
それぞれの特徴は、次の通りです。

天然木

天然木とは、自然にある樹木を切り出した木材のこと。
天然木には、硬い質感の「ハードウッド」と、柔らかい質感の「ソフトウッド」があります。

人工木

人工木とは、自然の木に似せて作られた人工的な木材のこと。
主に「木粉+樹脂」「樹脂のみ」「木粉+メーカー独自の素材」といった原材料から作られていて、樹脂木や合成木、再生木と呼ばれることもあります。


ウッドデッキ素材の種類別メリット・デメリット


ウッドデッキに使用する「天然木」と「人工木」には、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
種類によっても異なるので、事前に確認しておきましょう。

天然木のメリット・デメリット

天然木の良さは、自然な木の風合い、木の匂いが感じられるところ。
経年劣化によって、徐々に色の変化が楽しめるのも魅力です。

ただし、雨や雪といった天候の影響を受けやすい素材でもあります。
種類によっては水分が多くなると、腐食や傷みが早まる可能性も。

天然木のウッドデッキを長持ちさせるためには、事前にカビやシロアリ対策をしたり、定期的な掃除やメンテナンスをしたりする必要があります。

天然木はハードウッドかソフトウッドかによっても、特性が異なります。
それぞれのメリット・デメリットも見ておきましょう。

ハードウッドのメリット

  • 組織が密になっているため、ソフトウッドに比べて耐久性が高い
  • 水分を吸収しにくいので腐食にも強く、カビ・シロアリ被害にあう心配も少ない
  • 無塗装でも長持ちする など

ハードウッドのデメリット

  • ソフトウッドより高価
  • 硬くて重いため、加工がしにくく、施工費も高くなりがち
  • 劣化すると、表面にささくれや割れが出やすい など

代表的なハードウッド

  • ウリン、アマゾンジャラ、イペ、セランガンバツ、サイプレス、アコヤなど

ソフトウッドのメリット

  • 柔らかい質感で、加工や塗装がしやすい
  • ハードウッドより安価
  • ホームセンターなどで購入できる
  • DIY初心者にも扱いやすい など

ソフトウッドのデメリット

  • 水を吸収しやすいため、雨や湿気にも弱い
  • カビ・シロアリ被害、腐食が起こりやすい
  • 防虫・防腐塗装対策、定期的な塗り替えなどが必要
  • 長期間の使用に向かない など

代表的なソフトウッド

  • レッドウッド、ウエスタンレッドシダー、杉など

人工木のメリット・デメリット

人工木の特徴の一つが、天然木に比べて変色・変形、腐食が起きにくいこと。
経年劣化によるささくれ、シロアリ被害も起こりません。
耐水性や耐久性も高いため、メンテナンスがしやすいのも魅力です。

人工木は、サイズやカラーバリエーションが豊富なこともメリットです。
最近は天然木のような見た目や質感がある製品も増えているといいます。

ただし、直射日光下では熱を吸収して表面が高温になったり、雨で滑りやすくなったりする場合もあるので、注意が必要です。

人工木は、木粉を樹脂で固めているタイプと、樹脂を成型したタイプ、そして、メーカーが独自で開発したものなどがあります。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

木粉+樹脂のメリット

  • 天然木に近い質感が出せる

木粉+樹脂のデメリット

  • 木粉の比率が高いと腐食しやすい

樹脂のみのメリット

  • 腐食に強い

樹脂のみのデメリット

  • 直射日光で熱くなりやすい

木粉やメーカー独自素材のメリット

  • 強度や質感、機能性などを高めたメーカー独自の素材のため、ほかの人工木にはない付加機能が期待できる

木粉やメーカー独自素材のデメリット

  • メーカーにより差があるため、自分にとってメリットになるかどうか、よく見極めることが大事

ウッドデッキの素材はどう選ぶ?

ウッドデッキをどのような目的で使うのか、具体的なシーンに合わせて素材を選んでみましょう。
ポイントとなるのが、耐久性や安全性、メンテナンスのしやすさです。

子どもやペットの遊び場として使う場合

小さなお子さんがいる場合は、素足で歩いたり、擦り足をしたりする可能性が考えられます。
ささくれができやすい素材や、やけどの危険性のある素材は、安全面から避けた方が良いでしょう。

そう考えると、天然木なら油分が多く、ささくれが起こりにくい「イタウバ」などの種類を選ぶのがおすすめです。
人工木は、ささくれの心配はないものの、直射日光下で高温になりやすい素材。
人工木を選ぶ場合は、ウッドデッキに屋根を設置するなど、床の温度が上昇しないような対策が必要です。
加えて大人がしっかり見守ることも大切になってきます。

このほか、ビニールプールなどの遊具を設置する場合は、大人が歩ける空間や広さを確保することも重要。
転落やケガなどの危険を回避するため、フェンスの設置も検討してみましょう。

洗濯物を干すだけの場合

木の油分が染み出る天然木のウッドデッキは、洗濯物が落ちたときに色がついてしまう心配があります。
回避するためには、天然木より人工木の方がおすすめです。

また、物干し竿や物干し台を置いても、動きやすい広さを確保することも重要。
手すりやフェンスを設置すれば、布団などを干すスペースにもなり、外からの目隠しにもなります。

家族の憩いの場として使う場合

家族みんながリラックスできる空間を作るなら、目にも優しい天然木がおすすめ。
年月が経過するほど、木の風合いや色目にも変化が出てきて、より素敵な空間となることでしょう。

ガーデンテーブルやガーデンチェアなどを設置して、ゆったりお茶を楽しむなら、十分な広さの確保も必要です。

バーベキューなどの野外飲食メインで使う場合

ウッドデッキは、屋外だから調理の煙やにおいも気になりません。
そのため、家族や友人とアウトドア感覚で楽しむバーベキューにも最適な空間です。
バーベキューコンロ、テーブル、チェアなどが設置できるスペース、大人数が動き回れる広さの確保が必要となります。
ウッドデッキの素材は、食事後のメンテナンスがラクな人工木がおすすめ。


ウッドデッキについては、下記コラムでも詳しくご紹介しています。
ご検討されている方は、ぜひご覧ください。
ウッドデッキの掃除方法を完璧に!普段のお手入れでも長持ちさせよう
ウッドデッキを自作(DIY)する際の費用目安は?安く抑えるコツも
ウッドデッキのメリットデメリットを解説! 材質や注意点なども詳し

ナチュリエのウッドデッキのある家をご紹介


自然素材に包まれたナチュリエの家は、木目調のウッドデッキがマッチしやすく、導入された事例も数多くあります。

実際にナチュリエで新築された後、ウッドデッキをDIYされたという北海道江別市のKさま
アパートで暮らしていた頃は、「自然の中で子どもをのびのび育てたい」といった思いを募らせていたといいます。

そんなときに見学したのがナチュリエのモデルハウス。
ウッドデッキがテーマで「とても素敵だな」と感じたそうです。

自宅のウッドデッキは、家を建ててから、ナチュリエスタッフのアドバイスを参考に、ご主人がはじめてDIYしたもの。
週末にコツコツと1カ月くらいかけて完成させました。

「なんとかできて、主人もDIYに目覚めたみたいでした(笑)」と話すのは奥様。
開放的なウッドデッキは、ご家族が屋外でのんびり過ごせる空間となっている様子です。

まとめ

●ウッドデッキとは、地面より少し高い位置に作られた木製の床のこと。
ウッドデッキの素材は、大きく「天然木」と「人工木」の2種類に分けることができます。

●天然木の良さは、自然な木の風合いや匂いが感じられるところ。
経年劣化によって徐々に色の変化が楽しめるのも魅力です。
人工木は変色・変形、腐食が起きにくく、耐水性や耐久性が高いのが特徴です。

●素材を選ぶ際は、具体的なシーンに合わせて。
例えば、子どもやペットの遊び場として使う場合、ささくれができやすい素材などは安全面を考慮して避けます。
洗濯物を干すだけの場合は、洗濯物が落下したときに色がつかない素材に。
バーベキューなどの野外飲食メインで使う場合は、事後のメンテナンスがラクな素材がおすすめです。

●家を建てた後も、ウッドデッキのある家づくりは可能です。
ご家族でのんびり過ごせる空間を考えるなら、ウッドデッキのある家を検討してみてください。
はじめてDIYしてみたい方も建築会社と相談してみましょう。

全国に店舗があるナチュリエでも、家づくりに関するアドバイスやご提案をいたします。
自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ぜひナチュリエにお気軽にご相談ください!



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