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こんにちは。ナチュラル＆スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
平屋の間取りの中でも「コの字型」の間取りは、中庭を囲む開放的なデザインが魅力で、多くの方に注目されています。
コの字型の間取りは、中庭に面して各部屋を配置することで採光や通風が確保でき、プライバシーを保ちながらも開放感ある住まいを実現できるプラン。
実際にコの字型の平屋を検討する際には、生活動線や費用、メンテナンスなどの注意点も理解しておくことが大切です。
今回は、平屋のコの字型間取りの魅力や特徴、実例をご紹介しながら、家づくりで失敗しないポイントをお伝えします。
平屋のコの字の間取りとは？魅力やメリットをご紹介
コの字型の間取りとは、真上から見たときにカタカナの「コ」の字のような形をした平屋のことです。
中庭を三方向の壁で囲み、一方向だけが外部に面している特徴があります。
コの字型の平屋の魅力的なメリットをご紹介します。
心地良いプライベート空間を中庭に作れる
コの字型の平屋の大きな魅力は、建物に三方を囲まれた外からの視線が気にならない中庭です。
周囲を気にせず、自由に庭での時間を楽しめる、心地良いプライベート空間になります。
朝のコーヒータイムや読書、家族の団らん、ガーデニングなど、季節の移り変わりを感じながら自由に過ごせる場所として活用できますよ。
明るく風通しの良い住空間になる
コの字型の平屋では、中庭に面して窓を多く設けられるため、建物内部まで自然光が届きやすくなります。
従来の四角形の平屋では、中央部分が暗くなりがちですが、コの字型ではその悩みを解消。複数方向から光を取り込めるため、一日中明るい室内環境を維持できます。
風通しも良く、快適に過ごせる住まいになるでしょう。
暮らしやすい空間配置を実現
平屋は全ての部屋が同じフロアにあるため、プライバシーの確保が難しい場合もあります。
しかし、コの字の角を利用して部屋を配置すれば、視線が届きにくくなり各空間の独立性が高まりますよ。
寝室や子ども部屋などの落ち着く空間と、リビングや玄関などの共有空間を効果的に分けやすいです。
平屋をコの字の間取りにする注意点はある？
コの字型の平屋には多くの魅力がありますが、計画時に考慮すべき点もあります。
後悔しない家づくりのために、以下のデメリットと対策を確認しておきましょう。
生活動線・家事動線が長くなりやすい
シンプルな四角形の平屋と比べて、コの字型の間取りでは生活動線が長くなることがあります。
コの字の形状に沿って移動するため、直線的な動きよりも移動距離が増えるからです。
日常生活や家事の際に動線が長いと、無駄な移動が増え、暮らしにくさを感じる原因になるかもしれません。
＜対策＞
日常の生活や行動をイメージして、関連する空間をできるだけ近くに配置しましょう。
例えば、ランドリールームとクローゼットを隣接させれば、洗濯関連の動線がコンパクトになります。
また、リビングを中心とした動線設計も効果的です。
家族が集まるリビングを起点に各部屋へアクセスする間取りを検討してみてください。
回遊性のある動線を取り入れることで、コの字型でも効率的な生活が実現できます。
建築コストが高くなる
平屋をコの字型にすると建物の凹凸が増え、プランニングの複雑さや、部材や工事の量が増えることから、建築コストが高くなる傾向があります。
また、外に面する壁の増加に伴って窓の数が増えるので、こちらもコスト増、それから断熱性能にも注意が必要です。
＜対策＞
計画初期の段階で予算を明確にし、ハウスメーカーに伝えた上でプランニングを進めましょう。
全体バランスを考慮しながら、コの字型の特徴を生かした設計を依頼することが大切です。
あらかじめ価格が決まっている規格住宅を選ぶことも一つの方法です。
コの字型プランの費用を事前に把握できるため、予算管理がしやすくなります。
広い敷地が必要になる
同じ生活スペースを確保しつつコの字型の間取りにして中庭を設ける場合、四角形の間取りよりも広い敷地が必要となります。
そもそも平屋自体が2階建てより広い敷地を必要とするものです。
広い土地は予算にも関わってくるものなので、慎重に検討が必要です。
＜対策＞
理想の間取りに必要な敷地面積を事前に確認し、適切な土地を選ぶことがポイント。
敷地形状に合わせて中庭の大きさや配置を工夫しましょう。
コの字にするか迷うなら平屋のほかの間取りもチェック
平屋の間取りには、コの字型以外にもいろいろな形状があります。
ライフスタイルや敷地条件に合わせて、最適な形を選びましょう。
コの字以外にもこんな間取りがありますよ！
I字型（直線型）
最もシンプルな四角形や長方形の形状です。
建築コストを抑えやすく、間取りの自由度が高いことが特徴。
ただし、建物中心部の採光や通風には工夫が必要になります。
L字型
二方向の壁で中庭を囲むL字型は、プライバシーと開放感のバランスが取れた間取りです。リビングと個室を適切に分けやすく、空間の区分けがしやすい利点があります。
建築コストはI字型より高めですが、コの字型やロの字型よりはリーズナブルです。
ロの字型
中庭を四方から囲むロの字型は、完全なプライバシーを確保した中庭空間が魅力です。
どの部屋からも中庭へアクセスしやすく、採光や通風の面でも優れています。
一方で建築コストは最も高くなり、中庭の排水や管理にも注意が必要です。
平屋に迷いがあるなら1.5階建てもおすすめ
平屋を検討しているけれど土地の広さに制約がある場合や、より広い居住空間が必要なら、1.5階建てを検討してはいかがでしょうか。
1.5階建てとは、平屋住宅にロフトスペースや小屋裏収納などを設けた住宅です。
平屋の魅力やメリットを持ちながら、収納や生活空間を広げられる利点があります。
勾配天井やロフトスペースを活用することで、開放感のある空間を実現できます。
平屋と2階建てのどちらが良いか迷っている方は、「平屋と二階建てどっちが良い？費用やメリット・デメリットを比較！」もあわせてチェックしてくださいね。
まとめ
●平屋のコの字型間取りは、中庭を三方から囲む形状が特徴で、プライバシーの高い外部空間を確保できます。
中庭に面して窓を配置することで採光・通風に優れ、開放感のある住まいを実現できるのが大きな魅力です。
●コの字型の平屋には、動線が長くなりやすい、建築コストが高くなる、広い敷地が必要になるといった注意点もあります。
生活動線を意識した間取り設計や、早い段階での予算計画など、プランニング時の対策が重要です。
●平屋の間取りにはコの字型以外にも、シンプルなI字型、バランスの良いL字型、完全にプライベートな中庭を持つロの字型などがあります。
また、限られた敷地の中で広いスペースを確保したい場合は、1.5階建てという選択肢もぜひ検討してみてください。
全国に店舗があるナチュリエは、木の家でのていねいな暮らしや自然素材の家を提案するハウスメーカーです。
平屋に関しても、さまざまなご提案ができますので、ぜひお気軽にご相談くださいね！
