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薪ストーブのある暮らしの魅力とは?注意点や施工事例もご紹介!

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薪ストーブのある暮らしの魅力とは?注意点や施工事例もご紹介!

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目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

素朴だけど単調じゃない、アンティークな味わい深さ。
それが、私たちが大切にしている「ナチュリエらしさ」です。

自然素材を生かしたナチュリエの家に、しっくりとなじむ薪ストーブ。
スイッチ一つで何でも機能する便利な時代だからこそ、薪ストーブのアナログさが魅力でもあります。

今回は薪ストーブの魅力や設置の際に気を付けておきたいことなどについてお伝えします。
実際に薪ストーブを設置したナチュリエオーナー様の事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

薪ストーブの魅力を知ろう!

暖をとる、煮炊きする、暗闇を照らす。
火は、はるか昔から人々の生活を支えてきました。

そんな火ならではの良さを、日常の暮らしの中で感じられるのが薪ストーブ。
「そもそも薪ストーブのある暮らしがピンとこない」という方もいらっしゃるかと思います。
ナチュリエで薪ストーブを設置されたオーナー様からよくお聞きするのは、「あったかい」「火を眺められるのがいい」「第2のコンロ」というお話。

薪ストーブの魅力をご紹介しますので、ぜひイメージを膨らませてみてくださいね。

魅力①炎の揺らぎでリラックス

たとえばキャンプでの焚き火のように、揺れ動く炎と向き合うのは穏やかで心地良いひとときです。
炎の揺らめきやパチパチとはぜる音に意識を向けると、自然と落ち着いて心が開いていくような感覚を経験したことがある人もいるのではないでしょうか。
炎の揺らめきなど、自然現象の不規則な揺らぎにはリラックス効果があるといわれています。

薪ストーブは正面の扉が窓になっているタイプもあるため、家の中にいながら薪が燃える様子を眺めて、自然の癒しを受け取ることができますよ。

魅力②輻射熱(ふくしゃねつ)で身体の芯から温まる

薪ストーブは基本的に、燃料である薪を燃焼させ、温められたストーブ本体からの輻射熱(遠赤外線)で室内を暖めます。
遠赤外線による輻射熱は、空気や人の肌だけでなく、床や壁、天井など、部屋中の空間をじんわりと暖めてくれるため、柔らかい温もりで身体の芯から暖まることができます。

部屋の中で温度に差があれば、遠赤外線が高いところから低いところへ放射されるため、どこにいても暖かい状態になりますよ。

薪ストーブの熱効率については「薪ストーブと暖炉の違いは?薪ストーブのメリット・デメリットも」でも解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

魅力③インテリアとしてもおしゃれ

薪ストーブは暖房器具としてはもちろん、デザイン性が高いので、インテリアとしても魅力的です。

無骨な鋳物製の薪ストーブや、大きなガラス窓があるスマートな印象の鋼板製の薪ストーブなど、さまざまな種類が販売されています。
インテリアの雰囲気に合わせて選べるのが嬉しいですね。

魅力④料理を楽しめる

薪ストーブの使用中は天板が高温になるため、上に鍋を置いて料理を楽しむこともできます。
お湯を沸かすのはもちろん、シチューやスープなどを煮込んだり、炉内でピザやグラタンなどを調理したりすることも可能!

家族で薪ストーブを囲んでピザを焼いたり焼き芋を作ったりして食べ、夜には火を眺めながら夫婦でお酒を飲む…。
冬の暮らしに広がりや、ゆるりと過ごす良い時間が生まれるでしょう。

魅力⑤万が一のときに心強い

薪ストーブは電気を使わないため、万が一災害などでライフラインが断たれたときにも心強い存在。
薪があれば夜も闇を照らすことができ、暖をとれて調理もできるため、不安な心と身体を落ち着かせてくれるでしょう。

特に寒冷地のご家庭では、停電でほかの暖房機器が使用できない場合に、薪ストーブが大切な家族の命を守るカギとなるでしょう。

魅力⑥手間がかかるからこそ楽しい

薪ストーブは暖房器具として進化はしていますが、薪を用意し、運び、火を付け、燃え具合を見ながら焚く“手動式”。
煙突掃除も含め、定期的な手入れも必要です。
現代の便利さの真逆にあるものといえるかもしれません。

ですが、薪ストーブを設置しているナチュリエのオーナー様は、あえてその手間を楽しんでいらっしゃいます。
手間がかかるからこそ愛しく感じるのかもしれません。

薪ストーブを使用・維持するための手間ひまを、負担と捉えるか、楽しみと捉えるか。
楽しみと思えるならきっと、暮らしに豊かな時間や体験を重ねていけることでしょう。

薪ストーブのある暮らしで気を付けたいこと


ソファ横の薪ストーブ

魅力たっぷりの薪ストーブですが、設置を検討する際に知っておいてほしいこともあります。
ここからは、薪ストーブで気を付けたいことについてご紹介します。

①薪ストーブの煙突の種類や重要性を知る

薪ストーブに欠かせない装置といえば「煙突」です。

ストーブを焚き始めると煙突内部の空気が暖まり、上昇気流(ドラフト)が起こります。
煙突のおもな役割には、薪の燃焼に必要なこの上昇気流をつくることや、煙を屋外に排出することが挙げられます。
上昇気流をつくり、安全・快適な燃焼と暖房を得るためには、煙突の性能が重要になってきます。

煙突には大きく分けて、シングル煙突と断熱材が入った二重煙突があります。
保温・断熱性能が高く外気の影響を受けにくい二重タイプは、安定した上昇気流が得られます。
安全面やメンテナンスの面からも、断熱二重煙突を用いるのが基本です。

また、一般的に煙突は屋根よりも高く設置しますが、軒下や壁のすぐ横にある場合は、煙が壁などにあたって温度が下がり地表を漂うこともあるので注意しましょう。
近所の家に煙が流れないよう、煙突の向きに注意して設置することも大切です。

②薪ストーブの設置場所をよく検討する

薪ストーブを設置するのにおすすめなのは、家全体を暖められるリビングなど。
薪ストーブは壁面から一定の距離を確保する必要があり、炉壁や炉台に不燃材を使うため、ある程度のスペースが必要です。
また、薪ストーブは煙突を通さなければならないため、設置できる場所は限られてきます。

生活動線や家具の位置、煙突をどのように配置するかなど、設置場所をよく検討するようにしましょう。

ナチュリエの「antico(アンティコ)」は、薪ストーブを設置するのに適した間取りをご提案します。
三角屋根と塗り壁が特徴の、やさしくぬくもりのある素材に包まれた住宅プランです。

③薪の入手方法を決める

薪ストーブには、薪が必須です。
薪ストーブを使うのであれば、継続的に薪を入手する方法を決めておく必要があります。
薪は、自分で木材を手に入れて用意する方法と、購入する方法があります。

原材料となる木材が入手できれば、自分で薪をつくることができます。
この場合、薪割りをする機械・道具が必要です。
また、薪はしっかりと乾燥させなければなりません。
乾燥が不十分な薪では部屋がよく暖まらず、また、不完全燃焼が起きることもあります。
薪を乾燥させるスペースと保管するスペースもしっかりと準備しておきましょう。

ちなみに、原木から薪づくりをしているナチュリエのオーナー様いわく、薪と虫はほぼセットとのこと。
虫が苦手なら要注意ですね。

薪代を抑えるなら、アンテナを張って情報を集め、木材が出そうなところを当たってみる手もあります。
例えば強風などによって地域で倒れた木を手に入れたり、工事現場に一声かけて建物の解体材をもらったりといったお話を聞きます。

薪の消費量は当然、使い方によっても違ってきます。
薪ストーブを導入したナチュリエのオーナー様は、週末だけ火を入れて楽しんでいる方も多数。
週末だけの使用だと、薪を購入しているというご家庭が多いです。



薪ストーブのある暮らしの魅力を楽しむ事例をご紹介!

ナチュリエオーナー様の薪ストーブのある暮らしをインタビューしてみました。

オーナーインタビュー【1】家族の楽しみ広がる薪ストーブライフ!


リビングの薪ストーブ

2人のお子さんがいらっしゃるIさまのおうち。

「ほんとうにあったかいです。
暑くてみんな薄着なのに、楽しくてまた薪を入れちゃう感じで(笑)。

冬はガスコンロの代わりにも使っています。
カレーとかおでんとか煮込んだり、ピザを焼いたり。
焼きいも、焼きりんごなんかもおいしい!

薪割りは夏も。
薪ストーブの設置を希望していた夫は、『薪ストーブ最高!』っていっています。」
家族の楽しみ広がる薪ストーブライフ!

オーナーインタビュー【2】アンティーク家具に囲まれた、薪ストーブのある暮らし


部屋の中心にある薪ストーブ

愛犬と暮らすKさまのおうち。
ハウスメーカー選びで悩んだそうですが、ナチュリエのアンティコで家づくりをしてくださいました。

「家の中心に薪ストーブがあるので、全体に暖かさが行き渡り、からだも芯からあったまる感じです。

吹き抜けの2階に干す洗濯物もすぐ乾きます。

薪づくりは自分で。
チェンソーで木をストーブに入る長さに、等間隔に切る作業が一番大変。

11月から4月まで、毎日朝一番で火を入れます。
焚き付けして、火力が上がってきたら密度が高く長持ちする薪をくべる。
木の特性で使い分けます。
灰捨ても必要ですし、手間が好きじゃなきゃ...という感じでしょうか(笑)。

ストーブの火を見ているだけで落ち着きます。
そばには愛犬がいて、癒やされますね。

天板にのせておくやかんのお湯でコーヒーを淹れたり、煮込み料理をしたり。
牛すじを煮込み、そのスープも使う牛すじカレーとか、おでんとか、冬のわが家の味です。」
アンティーク家具に囲まれた、薪ストーブのある暮らし

オーナーインタビュー【3】縁側と薪ストーブのある家



縁側をはじめ、家の中にも木の素材をふんだんに使い、インテリアもブラウンとグリーンをアクセントにしたナチュラルな雰囲気のWさまのおうち。
薪ストーブが住まいの中心にあり、心地良い暖かさが広がります。

毎日自然に囲まれて癒されたい。
子どもをのびのびと元気に育てたい。
少し手をかけて、時間を楽しむ暮らしがしたい。

そんな気持ちで家づくりをしてくださいました。

おうちの中にいても、自然を感じゆったりとした気持ちになる、まるで田舎で暮らすような住まいです。
縁側と薪ストーブのある家

オーナーインタビュー【4】工作大好き家族が造って育てる、暖炉のある家



2人のお子さんと暮らすMさまのおうち。

新しい家に欲しかったのは、薪ストーブ!
冬の間は、気づくと家族みんなが暖かい薪ストーブの周りに集まって、のんびりゆるゆるしているそうです。

「おやつに焼きマシュマロをしたり、パンを焼いたりするのにも活躍しています。
もともとDIYが大好きなので、DIYで出るちょっとした廃材を一緒に焚くこともあります。

家はDIYしたいものが多く、造作してもらうところがあまりないのを申し訳ないと思い設計担当者に伝えました。
その際に、『ナチュリエは、そういう暮らしを楽しんでもらう家。大歓迎です!』といっていただけたのがうれしかったですね。」
工作大好き家族が造って育てる、暖炉のある家

オーナーインタビュー【5】憧れの自由なライフスタイルを実現



ご夫婦で暮らすSさまのおうち。

新居にどうしても置きたかったものは薪ストーブ。
コーディネーターからいくつか候補を挙げた中で一番惹かれたという、オーストラリア製の「ピキャンオーブン」を設置しました。

「とにかく見た目がカッコイイ点と、オーブン付きで料理ができるのがお気に入りです。

もちろん暖房性能も抜群。
火を入れてみたら、遊びに来ていた友達が汗だくになるほどで、ナチュリエの家の気密性の高さが分かりました。
ナチュリエで家を建てて良かったと実感した瞬間でした。

デザインだけでなく性能の良さを改めて感じています。」
憧れの自由なライフスタイルを実現

まとめ

●薪ストーブのある暮らしの魅力は、暖房器具としては輻射熱で身体の芯から暖まること。
さらに、炎を眺めてリラックスできたり、インテリアとして楽しんだり、料理や停電時にも役立つなど、魅力たっぷりです。
薪の用意や掃除・手入れなど、使用・維持することに手間はかかりますが、「手間がかかるからこその魅力」があります。

●薪ストーブを設置する際に気を付けてほしいのが、煙突の種類や薪ストーブの設置場所、薪の調達方法について。
薪ストーブの設置を検討する際は、しっかり検討しましょう。

●薪ストーブを設置しているナチュリエのオーナー様は、あえて手間ひまをかけることも楽しんで工夫されています。
施工事例やインタビューして聞いた実際のオーナー様の声も参考に、薪ストーブのある暮らしを検討してみてくださいね。

自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ぜひお近くのナチュリエにお気軽にご相談ください。



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写真:fumfum編集部
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