fumfum

土地探しにかかる期間はどれくらい?土地探しの流れや失敗しないコツ

アイコン:土地のこと土地のこと

土地探しにかかる期間はどれくらい?土地探しの流れや失敗しないコツ

  • 投稿日:
  • 更新日:

目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

注文住宅を建てるためには、まずは土地探しが必要です!
ただ、「どのくらい探せば理想の土地に出会えるのだろう?」「○月までに入居したいけど、土地探しにはどのくらいかかる?」など、土地探しについての疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、「土地探し」について詳しくお話しします。

土地探しにかかる期間や流れ、スムーズに探すためのポイントを解説。
あわせて、入居までの流れや良い土地・悪い土地の考え方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

土地探しにかかる期間は?目安を確認!

注文住宅を建てるための土地探し。
土地を探すために、かかる期間としては4~12カ月程度が目安です。

土地探しの流れとともに、それぞれにかかる期間の目安をご紹介していきます。

住みたい土地や暮らしをイメージする【1~3カ月】

まずはどんな暮らしをしたいのかイメージを固めていきます。

  • 住みたいエリアや立地条件
  • 都心が良いのか郊外が良いのか
  • 最寄り駅までの距離や時間
  • 通勤、通学、買い物などの利便性
  • 教育、医療、福祉施設の充実度
  • どんなデザインの家が良いか
  • 平屋、二階建て、車庫、インナーガレージ など

まずは、どんな暮らしをしたいのか、希望をどんどん出してみてください。
逆に、「これは嫌だ」というものをリストアップしていくのも良いでしょう。


「希望の土地はあるけど、全部でどのくらい費用がかかるのかわからない…」という場合は、まずはインターネットやチラシで、ざっくりと下調べをするのがおすすめ!
なんとなく予算がつかめれば、イメージもわきやすくなりますよ。

例えば「ナチュラルな家や無垢材を使った家にしたい」というイメージがあるなら、それが叶うハウスメーカーを探すと次へ進みやすくなります。

土地を探す【3~10カ月】

住みたいエリアや条件が決まったら条件に合った土地を探します。
土地は、インターネットや新聞で探す方法、不動産会社で探す方法、「売地」などの看板を現地で見つけて探す方法などがあります。

購入する土地を本気で探すなら、インターネットやチラシではなく、真っ先に不動産会社やハウスメーカーに相談するのがおすすめです。

実は、土地の情報がインターネットやチラシに掲載された時点で、掲載の良い土地は既にほぼ売れてしまっているのが実情なんです。
良い土地が出た時点で不動産会社やハウスメーカーの営業マンたちに情報が流れているのです。

建てたい家が決まっているならハウスメーカーへの相談がおすすめ!
「土地のことだから不動産会社に!」と思っている方も多いですが、ハウスメーカーでも同等に対応することができますよ。

土地は不動産会社で、建物は住宅会社で…と別々の会社で進めると、買った土地が高額で建物に予算をさけなかったり、希望の建物が建てられない土地だったり。
土地と建物の予算バランスを取りにくくなってしまうことも。


土地と建物の予算のバランスを考えやすくするためにも、土地探しはハウスメーカーに相談するのがおすすめです。

さらに詳しくはこちらもご覧ください。
ハウスメーカーに土地探しを頼むメリットや注意点は?成功のコツも



土地の購入や家の建築、入居までにかかる期間は?


ナチュラルテイストのキッチン

購入する土地が決まったら土地の売買契約を結び、その後に家の建築へ進みます。
それぞれの一般的な流れと期間の目安をご紹介します。

土地購入の流れ

購入したい土地が決まったら契約へと進みます。
大まかな流れを見ていきましょう。

【1】住宅ローンの事前審査(1~3カ月)

建築に住宅ローンを利用する場合は、家づくりを検討し始めた段階で事前審査を申し込みます。

なお、事前審査はなるべく早く出すことをおすすめします!
事前審査が通っていると、希望の土地が見つかった場合にスピーディに進めていくことができます。
事前審査によってローンの借入可能額がわかるため、予算も立てやすくなりますよ。

土地購入費用についてもローンを利用したい場合は、土地と工事では決済のタイミングが異なるので、住宅ローンの実行までつなぎ融資を利用することが多いです。

ただし、どの金融機関でもつなぎ融資が可能なわけではなく、住宅ローン選びの段階で利用ができるか確認しておく必要があります。

【2】仮契約(仮予約)の締結(1カ月程度)

土地を決めたら買付証明書を提出し、その1~2週間後には仮契約(仮予約)を締結します。
土地の仮契約(仮予約)とは、厳密には法的な拘束力を持つ契約ではありません。
一般的に、ある土地に興味を持ち、購入を検討する意思があることを売主(または売主側の不動産会社)に伝えるための手続きを指します。

多くの場合、「買付証明書(購入申込書、買付申込書などとも呼ばれます)」を提出することで行われます。

期間の具体的な目安は以下の通りです。

  • 一般的な場合:2週間〜1カ月程度
  • 人気の土地の場合:1週間程度

この仮予約期間中に、買主は購入に向けた最終的な検討や、住宅ローンの事前審査などを進めることになります。

売買代金の10%程度の手付金を支払い、実質的には本契約と同等の効力を持ちます。
この後、契約を解約すると違約金が発生するので注意しましょう。

【3】土地の敷地調査と地盤調査(1~2カ月程度)

住宅の大まかなプランを建てた後、希望の家を問題なく建てられるか敷地と地盤を調査します。

  • 敷地調査:敷地の方位や高低差、前面道路の位置などを確認
  • 地盤調査:地盤の固さや強さ、特徴などを確認

それぞれ、住宅設計や基礎作りをするために重要なデータとなります。

【4】土地の売買契約締結(2~3カ月)

不動産会社から重要事項説明を受け、不動産売買契約を結びます。
土地購入費は自己資金で残金を支払うか、住宅ローン実行時までつなぎ融資を受けるかの2ケースが一般的です。

【5】土地の登記手続き(1~2カ月)

土地の所有権保存登記をします。
自分で手続きすることも可能ですが、司法書士などに依頼するのが一般的です。

注文住宅の契約では、注意点もあるため契約の流れとともに確認しておくと安心です!
注文住宅の契約の流れや注意点を解説!重要なチェックポイントとは」で、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

家づくりから入居までの流れ

土地が決まれば、購入手続きと並行して住宅のプランニングや契約手続きも行なっていきます。

【1】プラン決定、建築請負契約、住宅ローン申し込み(3~6カ月)

間取りやデザイン、設備などの住宅プランを決定し、建築請負契約を結びます。
住宅ローンを利用する場合はこのタイミングで本申請となります。

【2】施工~完成(3~6カ月)

打ち合わせや契約が済むと、工事開始です。
間取りや工法によっても異なりますが、工事期間は3〜6カ月程度が一般的です。

【3】引渡し・入居(1カ月)

住宅が完成したら、完了検査と立ち合い確認で不具合がないかどうかチェック。
引渡しと同時に住宅ローンが実行され、残金が決済されます。

土地探しをスムーズに進めるためのコツは?

希望の土地になかなか出会えず、何年探しても土地を決められないというケースは少なくありません。

土地探しをスムーズに進めるために、絶対押さえておきたいポイントを紹介します。

①土地にかける予算を決める

土地探しを始める段階で、自分たちが土地と建物それぞれにかけられる予算を把握しておきましょう。
「いくらの土地なら決断できるか」を明確にしておかないと、良さそうな土地を見つけてもすぐに決断ができません。

良い土地を見つけたらすぐに決断できるよう、土地購入の予算は明確にしておきましょう。

②条件優先順位をつけ、100%は求めない

希望条件の優先順位をつけておき、絶対に譲れない条件以外は優先順位にしたがって妥協が必要です。
ナチュリエではお客様に「100%希望通りの土地はない」とお伝えしています。

80%程度気に入った土地なら購入すべきライン!
「もうちょっと待ってみたら『掘り出し物件』が出てくるかも?」と思われるかもしれませんが、土地に掘り出し物はないです!笑
自分たちが良いと思った土地は、他の方も良いと思っています。
ある程度希望に沿う土地を見つけたら、もう少し待ってみようと思わずすぐに決定すべきです。

特に今は、土地がどんどん買われていて、買える土地が非常に少なくなっています。
決断スピードは超重要ですよ!

③期限を決めて探す

土地の購入は高額費用がかかる大きな決断。
「もしかしたらもっと良い土地が出でてくるかも……」と思うとなかなか決断できないものですが、そう考えているとキリがなく、いつまでも決められないことも。

土地探しで実際にどのくらいの期間がかかるかは、条件に合った土地に出会えるかどうか、そして決断できるかどうかで大きく異なります。

長い方は1~3年程かけて条件に合った土地を探すという方もいますし、何年たっても気に入る土地が見つからないという方もいらっしゃいます。

「いつまでに土地を購入する」と土地探しの期限を決めて探しましょう。
入居予定日から逆算するのもおすすめです。

④すぐに購入できるように準備しておく

先ほども少しご紹介しましたが、ローンの事前審査はなるべく早く通しておきましょう。
事前審査によってローンの借入可能額がわかるため、予算が立てやすくなります。

出てくる土地が少ない今、契約までのスピードが大切になってきます。
事前審査を通しておいて、良い土地をすぐに契約できるよう準備しておきましょう!

注文住宅の土地探しの方法とは?ポイントや手順、注意点もご紹介!」では注文住宅の土地探しの流れやポイント、土地探しをどこに依頼すべきかや注意点などを解説しています。
ぜひあわせてご覧ください!

⑤連絡は密に取る

不動産会社やハウスメーカーに土地探しを依頼している場合は、希望条件や予算を伝えたらこまめに連絡を取りましょう。
特に、希望する条件が変わったときはすぐに連絡してくださいね。

また、不動産会社やハウスメーカーから連絡があった場合は、すぐに返答するのがおすすめです。
土地を探している人は多いので、スピード感をもって進めた人が良い土地に巡り合える可能性は高いです。

良い土地・悪い土地の見分け方も確認!

土地をスムーズに探すためには、良い土地と悪い土地の見分け方を知っておくのもポイントです。
後悔しない土地選びのためにも、ぜひ知っておきましょう。

良い土地とは?

良い土地の条件として挙げられるものには、以下のようなものがあります。

日当たり・風通しが良い

洗濯物の乾きだけでなく、部屋の明るさ、湿気対策にも重要です。
周辺に高い建物が建つ予定がないか、将来的な環境変化も考慮しましょう。
南側に道路が接している土地は日当たりが良い傾向にあります。

交通量が少なく静かである

排気ガスや騒音が少なく、住環境として快適です。
子育て世代にとっては、子どもの安全面でも重視したいポイントです。

高低差が少ない

前面道路との高低差が少ない土地は、造成工事や擁壁工事の費用が抑えられます。
隣地より著しく低い土地は、排水や日当たりに問題が生じやすいので注意が必要です。

土地の形状が整形地である

四角形や長方形など、整った形の土地は、建物が無駄なく配置でき、デッドスペースができにくいです。
建築費用も抑えられ、プランの自由度も高まりますよ。

周辺環境が良い

公共交通機関へのアクセス、買い物施設、学校、病院などが近くにあると便利です。
騒音を伴う施設が近くにないかも確認しましょう。
昼間だけでなく夜の様子も確認しておくのがおすすめです。

境界線が明確である

隣地との境界が明確で、境界標が設置されている土地は、将来的なトラブルを避けられます。
地積測量図があるかどうかも確認しましょう。

地盤が良い

液状化の可能性が低い、固い地盤の土地は、基礎工事費用が抑えられます。
ハザードマップなどで、災害リスクを確認することも重要です。

悪い(避けるべき)土地とは?

悪い土地の条件として挙げられるものには、以下のようなものがあります。

日当たり・風通しが悪い土地

カビの発生や電気代の増加、精神的な影響も考えられます。
隣家が近すぎたり、北側に大きな建物があったりする土地は注意が必要です。

交通量が多い・騒音がひどい土地

排気ガスによる外壁の汚れ、騒音によるストレス、子どもの安全面でのリスクがあります。
また、交通量が多い場合は渋滞に巻き込まれやすいのも懸念点です。

高低差が激しい土地

造成工事や擁壁工事に高額な費用がかかる場合があります。
既存の擁壁の劣化状況も確認が必要です。

不整形な土地・狭小地

三角形やL字形、細長い土地などは、建物の配置が難しく、デッドスペースができやすいです。
中でも、旗竿地と呼ばれる、道路から奥まった場所にあり、通路部分(竿の部分)を通ってアクセスする土地は注意が必要です。
日当たりや通風を確保しにくい、重機が入りにくく建築費用が高くなる可能性があるといったデメリットもあります。

袋小路や丁字路の突き当たり

車の出入りがしにくく、災害時の避難経路にも問題が生じる可能性があります。

道路や線路のカーブの外側にある土地

スピードを出す車が突っ込んでくるリスクや、騒音の問題があります。

借地権付きの土地

土地の所有権がないため、自由度が低く、地代の支払いも発生します。

再建築不可の中古住宅付き土地

現在の建物を解体すると、新しい建物を建てられない土地です。
リフォームで済ませるか、別の土地を探すことになります。

私道権利が付いていない土地

私道とは、個人や特定の団体が所有し、管理している道路のことです。
私道を通って土地に接道している場合、私道の所有者とのトラブルになる可能性があります。

市街化調整区域内の土地

原則として建物の建築が制限されているため、注意が必要です。

土地が出回りやすい時期はある?

土地探しを効率良く行うために、できるだけ多く市場に出回っている時期に探したいと思っている方も多いでしょう。

一般的に、以下の時期に土地が出回りやすいと言われています。

  • 1月~3月:新生活に向けて土地の需要が高まる時期
  • 9月~11月:気候が良く、年末年始に向けて整理を行う人が増える時期

また、お盆や年末年始など家族や親戚が集まるイベントの後も、土地が出回りやすいと言われています。

ただし、時期はあくまで目安であり、個々の土地や地域、市場の状況によっても異なります。
希望に合った土地が見つかるタイミングを逃さないためにも、不動産会社の担当者と密に連絡を取り、常に最新の情報を得るようにすることをおすすめします。

下記のコラムも、ぜひチェックしてみてくださいね!
土地の形状の種類をチェック!メリット・デメリットや注意点、活用のコツも

まとめ

●土地探しにかかる期間の目安は4~12カ月程度。
理想の暮らしやエリア条件などを固め、 会社やハウスメーカーに希望を伝えて探してもらうのが一般的です。
相場をざっくり知りたいなら、まずはインターネットやチラシなどで情報収集をしながら探しましょう。
「すぐにでも土地を購入したい!」という状況なら、不動産会社やハウスメーカーに相談するのがおすすめですよ!

●土地が決まったら、その後は仮契約、敷地・地盤調査を経て不動産売買契約を結びます。
土地の購入手続きと並行して住宅のプランニングや契約手続きも進めていきましょう。

●予算と期間、条件の優先順位を明確にして探すのがポイント。
100%理想通りの土地はないと思いましょう。
ナチュリエでは80%気に入った土地なら購入すべきとお伝えしています。
自分が気に入った土地は他の人も気に入っているのでスピード勝負ですよ。

●土地には良い土地・悪い(避けるべき)土地があります。
それぞれどのような特徴があるのかを知っておくことで、良い土地に巡り合える可能性が高まります。
土地が出回りやすい時期もありますが、土地との出会いは一期一会。
不動産会社やハウスメーカーと密に連絡を取り、情報を取っていきましょう!

自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ぜひナチュリエへ。
全国に店舗があるナチュリエでは、注文住宅・土地探しにも対応しています。
家づくりに関するアドバイスやご提案もしていますので、お気軽にご相談ください。



タグ

著者

写真:fumfum編集部
fumfum編集部

ていねいな暮らしをテーマに、家のこと、趣味のこと、ライフスタイルのことなど、わかりやすく紹介していきます。

ようこそ、
ナチュリエの世界へ

  • 写真:ナチュリエの家の様子
  • 写真:ナチュリエの家の様子
  • 写真:ナチュリエの家の様子

家づくりの参考になる!無料カタログプレゼント

お住まいの地域(店舗)を
お選びください。