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薪ストーブの設置基準とは?ナチュリエの薪ストーブのある家も紹介

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薪ストーブの設置基準とは?ナチュリエの薪ストーブのある家も紹介

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目次

こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

薪ストーブのある生活に憧れている方も多いでしょう。
ですが、どうすれば設置できるのか、設置基準について知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

薪ストーブを設置するには、建築基準法や消防法などで定められた基準を満たす必要があります。

今回は、住宅に薪ストーブを設置する基準についてや、薪ストーブのある家に暮らすナチュリエオーナー様の事例もご紹介します。


薪ストーブ

薪ストーブの設置基準とは?

薪ストーブは火を扱う暖房器具です。
そのため、火災が起こるリスクもあり、設置する際は安全性に十分配慮する必要があります。

住宅に薪ストーブを設置する基準は、建築基準法や消防法などの法令で定められています。
設置するには、建築基準法や消防法などにある、火災予防のための規制基準を満たさなければなりません。

建築基準法に関連する法令

建築基準法・建築基準法施行令などには、薪ストーブを設置する部屋(室内)の内装制限、換気設備・煙突設置に関する規定が記されています。

例えば、薪ストーブを設置する部屋(室内)は、コンロがあるキッチンと同じ火を使用する設備「火気使用室」の扱いです。
火気使用室では、壁や天井などに使う仕上げ材を、防火上支障のないものにしなければなりません。
換気設備を設けることや、給気口・煙突の仕様についても定めています。

参考:建築基準法 第35条の2、第28条第3項
参考:建築基準法施行令 第20条の3、第115条

消防法に関連する法令

消防法・消防法施行令などには、薪ストーブ本体や煙突を設置する際、火災予防上安全な距離を保つことが規定されています。
火災予防上安全な距離のことを離隔距離(りかくきょり)といい、薪ストーブ本体であれば、各メーカー・機種などによっても異なるため、注意が必要です。

参考:消防法施行令 第5条

このほか、薪ストーブの設置基準には火災予防条例もあります。
地域事情を反映して、各市町村独自に規定されたものもあるので、確認しておきましょう。


薪ストーブの設置基準をクリアするには


薪ストーブのある部屋

では、薪ストーブの設置基準をクリアするには、どのようなことに注意しなければならないのか、確認してみましょう。

仕上げ(内装)材について

火気使用室の壁や天井などに使う仕上げ(内装)材は、準不燃材料または不燃材料に制限されています。

内装材に使用される主な準不燃材料または不燃材料は、コンクリート、レンガ、瓦、陶磁器質タイル、繊維強化セメント板、モルタル、漆喰などです。

ただし、平成21年に追加された国土交通省告示第225号によって、周囲に一定の防火措置などを行なった場合は制限が緩和されるようになりました。

火災予防上安全な距離(離隔距離)について

薪ストーブを設置する際は、壁・天井など、周囲の可燃物から一定の距離を取るよう定められていることも忘れてはいけません。

距離は内装材の種類や遮熱板(炉壁)の設置などで防火されていると短縮されます。
薪ストーブの仕様や性能、部屋のどの位置に設置するかによっても離隔距離が変わるので、注意しましょう。

特に煙突の位置は、薪ストーブの設置場所を決める上でも重要です。
壁との距離のほか、煙突の高さなどの細かい規定を遵守する必要があり、煙突も種類によって離隔距離が変わります。


このように、住宅への薪ストーブ設置には、建築基準法や消防法などの法令で定められた基準をクリアし、安心して使用できる環境を整えることが大事です。

内装や設置場所は、間取りや家の雰囲気にも影響するもの。
難しいことも多く、業者に委ねてしまいがちですが、自身でしっかり把握した上で打ち合わせていくのがおすすめです。
もちろん、薪ストーブや煙突の設置は、専門的な技術や知識が必要なため、施工経験豊富なプロにお任せしましょう。

薪ストーブのある家を建てたいとお考えの方は、ぜひナチュリエへご相談ください。
三角屋根と塗り壁が特徴の住宅プラン「antico(アンティコ)」では、薪ストーブを設置するのに最適な間取りをご提案しています。

ナチュリエの薪ストーブのある暮らし

ナチュリエでは、薪ストーブを設置した新築注文住宅の施工を行なっています。
実際に薪ストーブを導入されたオーナー様の事例をご紹介しますので、「薪ストーブのある暮らしがしたい!」といったご希望をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

薪ストーブを眺めながら、家でもキャンプ気分


薪ストーブを眺めながら、家でもキャンプ気分

キャンプが趣味というKさまがナチュリエで建てたのは、薪ストーブ、土間、ガレージのある、アーバンアウトドアなおうち。
キャンプギアの収納・ディスプレイ、メンテナンススペースが確保されているほか、土間とリビング、キッチンまでがひと続きになった開放的な間取りも特徴です。

こだわりの薪ストーブは、広い土間のコーナーに配置。
背面はグレー系の炉壁でシックに、土間の雰囲気にもなじんでいます。

「色々調べている中で、火が見える薪ストーブが良くて、シンプルでクラシカルなデザインを選びました」
「ちょっと大きいかなとも思いましたが、おさまるように考えてもらって、良かったですね」

土間にはラグも敷いて、薪ストーブを近くに感じながら過ごせる工夫もされています。

「火を見ながらストレッチをしたり、のんびりしたりしています」
「これから薪ストーブで料理をしたいなと思っています」

初めてのDIYで薪棚作りにもチャレンジしたというKさま。
薪ストーブのある暮らしを楽しまれている様子です。

家族の楽しみ広がる薪ストーブライフ!


家族の楽しみ広がる薪ストーブライフ!

自然素材やアンティーク系のものが好きというIさまが建てたのは、無垢材や白い塗り壁にこだわったおうち。

開放的なリビングには、ご主人の希望で薪ストーブが設置されました。
本体から立ち上がった煙突は、吹き抜けの空間へ真っ直ぐ伸びています。

「ほんとうにあったかいです」
「暑くてみんな薄着なのに、楽しくてまた薪を入れちゃう感じで(笑)」

「冬はガスコンロ代わりですね」
「カレーとかおでんとか煮込んだり、ピザを焼いたり」
「焼きいも、焼きりんごなんかもおいしい!」

薪ストーブの暖かさで包まれるリビングは、家族が集う大切な空間となっているようです。


薪ストーブのある暮らしについては「薪ストーブのある暮らしの魅力とは?注意点や施工事例もご紹介! 」でも解説しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

まとめ

●住宅に薪ストーブを設置するには、建築基準法や消防法などにある、火災予防のための規制基準を満たさなければなりません。
建築基準法などには、薪ストーブを設置する部屋(室内)の内装制限、換気設備・煙突設置に関する規定があります。
消防法などには、設置する際に火災予防上安全な距離を保つことが規定されています。

●薪ストーブの設置基準をクリアするために注意しなければならないことは、火気使用室の仕上げ(内装)材を、準不燃材料または不燃材料に制限すること。
設置する際は、壁・天井など、周囲の可燃物から一定の距離を取ることも忘れてはいけません。

●ナチュリエでも、実際にマイホームへ薪ストーブを導入されたオーナー様がたくさんいらっしゃいます。
実際に薪ストーブを導入されたオーナー様は、広い土間のコーナーや吹き抜けのあるリビングなど、部屋の雰囲気や間取りも考えつつ設置している様子。
薪ストーブのある暮らしを、少しずつ時間をかけて楽しんでいます。

自然素材の家や木の家を手がけるハウスメーカーをお探しなら、ぜひナチュリエへ。
全国に店舗があるナチュリエでは、薪ストーブのある注文住宅にも対応しています。
家づくりに関するアドバイスやご提案もしていますので、お気軽にご相談ください。



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