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二世帯住宅の間取りをタイプ別に解説!部屋の特徴や費用はどうなる?

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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」の阿部です。
今回ご紹介するコラムは、二世帯住宅についてです。

二世帯住宅と一言で言ってもタイプはさまざまです。二世帯住宅の場合、一世帯の住宅とは異なり、間取りや費用の考え方も違います。
この記事では二世帯住宅について、間取りを決める際のポイントや費用の相場について解説します。住宅ごとの特徴を参考にして、ふたつの家族をつなげる安心の住宅を手に入れてください。



二世帯住宅の間取りでおさえておきたいポイント

まずは、二世帯住宅の間取りを考える際のポイントについて解説します。些細なことでも、あらためて考えると意外と気になる部分は多いです。

二世帯間での生活音対策

二世帯といってもそれまでの生活習慣や環境は異なります。間取りや生活のリズム次第で、些細な生活音がストレスにつながる可能性があるのです。たとえば片方の世帯の寝室の上がトイレになっていると、夜にトイレを流す音で目が覚めてしまったなんてことが起こるかもしれません。

対策としては上と下の階でトイレやキッチンなどの設備の位置を同じにすることなどが挙げられます。

将来のためにバリアフリー化

今は元気な親世帯も、将来的には体が不自由になったり、介護が必要になったりする可能性があります。そのため、将来のことを想定してバリアフリー設計にすることもポイントです。具体的には、段差をなくす、手すりをつける、歩行器の使用に備えて廊下を広くしておくといったことが挙げられます。

玄関の配置に気をつける

世帯間で生活リズムが異なる時は玄関の配置にも注意が必要です。玄関を共有すると、親世帯が就寝している時に子世帯が仕事から帰宅する場合は、帰宅の物音で起きてしまうかもしれません。また、来客の出入りが多い場合は、お互いに気を使うこともあるでしょう。対策としては玄関を分離する、壁や床に遮音材を使うなどが挙げられます。

家事などの動線をイメージ

生活動線は間取りを考える上で非常に重要な要素だと言えます。たとえば洗濯機とベランダの距離が離れていると洗濯物を干す時に手間がかかります。また、ある部屋に行くのに親世帯、子世帯の部屋を通らなければいけないとなると不便です。間取りを考える際は普段の行動などを考慮するようにしましょう。

二世帯の交流スペース

生活スペースが別だったり生活リズムがバラバラだったりすると、一緒に暮らしているのに二世帯間での交流がほとんどない状態になる可能性も出てきます。その場合は、二世帯の共有スペースを作る、各世帯の建物間を移動できるドアを設置するといった対策が有効です。二世帯間でのコミュニケーションを楽しむことも忘れないようにしましょう。



二世帯住宅の間取りのタイプとメリット・デメリット

続いては、二世帯住宅の具体的な間取りとして3つ紹介します。それぞれの間取りのメリット・デメリットも解説しているので参考にしてみてください。

完全分離型

完全分離型は、親世帯と子世帯の生活スペースを分離した二世帯住宅です。玄関など一部の設備以外は全て分かれているため、二世帯住宅ですが別々に暮らしている感覚になります。

メリット

完全分離型は、それぞれが独立した家であるため、近くにいながら適度な距離感を保てる点に特徴があります。親が病気になった時にすぐに駆けつけることができる一方で、プライベートの確保も可能です。お互いのペースを維持しながら生活が送れるので、二世帯間でのストレスが少ないというメリットがあります。

デメリット

完全分離型の場合、相手世帯に関心がなければ、お互いに関わることなく生活が送れてしまうため、日常生活の様子がわかりにくくなる可能性があります。親世帯に母親が1人でいる時に倒れてしまったとしても、すぐには気づけない可能性もゼロではありません。

また、建物が大きくなるため広い土地が必要になる、もしくは狭い土地を二世帯でわけるため居室スペースが狭くなるなどのデメリットも予想されます。費用面でも二世帯分の設備を用意するため、ほかの間取りと比べて費用がかかります。

完全同居型

完全同居型は、基本的に全ての設備を共有するタイプの二世帯住宅です。寝室などは、それぞれの世帯用に用意しますが、キッチンやお風呂、トイレ、リビングなどは全て共有となります。

メリット

完全同居型のメリットは、1つ屋根の下に二世帯が暮らすことになるため、コミュニケーションをとる機会が多い点にあります。賑やかな家庭を理想としている場合などにはピッタリでしょう。また、お互いの状況が常に把握できるため、怪我や病気で倒れてしまった時でもすぐに対応することができます。

共働きの場合は家事や子育てで協力し合うこともできます。親が亡くなり将来的に一世帯になったとしても、そのまま住み続けられるのも強みだと言えます。共用スペースが多く、建物の数は1つだけなので費用をおさえることも可能です。

デメリット

完全同居型の場合、世帯間での生活時間が異なると、相手世帯への気遣いが必要となります。深夜の帰宅時の物音や水音が気になる、嫁姑関係で気を使うなどの問題がある場合は注意が必要です。そのほかにも人数が多い分、室内が窮屈に感じる可能性があったり、各世帯のプライバシーの確保が難しかったりといった点もあります。

部分共用型

部分共用型は、世帯間で居住するスペースをわけつつも、玄関やお風呂、キッチンといった一部を共用するタイプの二世帯住宅です。家の中身、コスト面共に完全分離型、完全同居型の中間をイメージするとよいでしょう。

メリット

部分共用型の場合、それぞれの世帯のプライベート空間は確保されている一方で、共用部分では顔をあわせることになるため適度な距離感が保てます。また、体調の変化などにも気付きやすいので、もしもの時でも安心です。キッチンなど水回りを共用すれば家事の分担することもできます。

デメリット

共用部分がある場合、あらかじめ使い方のルールを決めておくことが大切です。たとえば、一方の世帯ではトイレの使用後は蓋を閉めるのがルールになっていても、もう一方ではそれがルールになっていない。この場合はどちらかのルールに合わせるのか、どちらでもよいことにするのかなどです。

些細に思えるかもしれませんが、毎日のことなのでストレスが溜まってしまうこともあります。建てる前の段階でどこまでを共用にするのか、お互いにしっかりと検討するようにしましょう。



二世帯住宅の費用について

二世帯住宅を建てる際に気になるのが費用です。続いては、二世帯住宅の費用相場と二世帯住宅を建てる際に利用できる補助金について解説します。

完全分離型の間取りの費用相場

建築費は坪単価と坪数によって変動します。坪単価は札幌市の平均価格が約45.5万円(2019年現在)で、4〜5人の家族が住む家に必要な坪数は30〜40坪とされています。ただし、完全分離型の場合は建物の数が一世帯の場合よりも増えるため、建築費が1.5倍〜1.8倍になります。以上の点を踏まえて計算すると費用相場は以下のようになります。

30坪の場合
45.5万(坪単価)×30坪×1.5倍=2,047.5万円
45.5万(坪単価)×30坪×1.8倍=2,457万円

40坪の場合
45.5万(坪単価)×40坪×1.5倍=2,730万円
45.5万(坪単価)×40坪×1.8倍=3,276万円

札幌市で完全分離型の二世帯住宅を建てる場合、2,047.5万円〜3,276万円が費用相場となります。 

二世帯住宅に利用できる補助金

二世帯住宅を建てるときは、さまざまな補助金を利用して負担を軽減することができます。ここでは二世帯住宅に利用できる2つの補助金について解説します。

地域型住宅グリーン化事業

地域型住宅グリーン化事業とは、木造の家をその地域の工務店などを使って建築する際に使用できる補助金です。基本的には木造住宅・木造建築物を建てる場合に利用できます。以下では「平成31年度地域型住宅グリーン化事業」における補助対象と上限額を紹介します。

・長寿命型/長期優良住宅 上限:一戸あたり110万円
・高度省エネ型/認定低炭素住宅もしくは性能向上計画認定住宅 上限:一戸あたり110万円
・高度省エネ型/ゼロ・エネルギー住宅 上限:一戸あたり140万円
・省エネ改修型/省エネ基準(既存)を満たしている住宅の改修 上限:一戸あたり50万円
・優良建築物型/認定低炭素建築物など一定の良質な建築物(住宅ではありません) 上限:1平方メートルあたり1万円

なお、「長期優良住宅」「認定低炭素住宅もしくは性能向上計画認定住宅」「ゼロ・エネルギー住宅」の場合は地域材を使用すると20万円が、キッチン、浴室、トイレ、玄関のうち2つ以上を住宅内に複数箇所設置すると30 万円を上限に加算されます。

すまい給付金

すまい給付金は消費税引き上げ後に住宅を購入する場合に、引き上げによって増える負担を軽減するために作られた補助金制度で、2021年12月まで実施される予定です。家を建てる場合、住宅ローン減税が利用できますが、所得税などから控除するので収入が低い人は効果が小さくなってしまいます。

すまい給付金はこのような収入の少ない人の負担軽減を目的としています。そのため、補助金の利用にあたっては、一定以下の収入である必要があります。消費税率が10%の時には収入が775万円以下の人を対象に最大で50万円給付されます。



二世帯住宅の間取りで失敗しないために

長年にわたって利用していく二世帯住宅では、間取り選びが非常に重要になります。続いては、間取り選びで失敗しないためにはどうしたらよいのかを解説します。

家族みんなでよく話し合う

二世帯住宅でトラブルなく家族が仲良く暮らすためには、お互いの世帯の希望をよく話し合うことが大切です。各世帯で住居に対する希望が異なるのは仕方ない部分もあります。希望はすべて出し切り、意見を統一するようにしましょう。このとき、片方の世帯だけで決めることのないようにすることが大切です。また、共用部分を設ける場合は、生活する上でのルールも作りましょう。

まずは住宅のプロに相談を

世帯間で話し合いをしても、まとまらない部分やわからない部分が出てくることもあります。そういったときは不動産会社や建築会社など住宅のプロに話を聞くようにしましょう。プロであれば、これまでに二世帯住宅を建ててきた実績があるため、二世帯住宅の構造や過去の事例などをもとに相談に乗ってくれます。


まとめ

二世帯住宅といってもタイプは3つあり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。二世帯住宅は2つの家族で暮らす住居になるため、意見や希望もたくさん出るでしょう。二世帯住宅で失敗しないためにも、生活音や動線、バリアフリーなど実際に住み始めてからのことを事前に検討するようにしましょう。

住宅の購入は大きな買い物になるため、信頼できる専門家に相談することが大切です。
ナチュリエは、自然素材を使用した注文住宅を提供しており、これまでにも数多くの施工実績があります。二世帯住宅の注文を検討中の人は、ぜひお気軽にお問合せください。

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