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DIYにおすすめの木材とは?木材の選び方や種類もご紹介

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DIYにおすすめの木材とは?木材の選び方や種類もご紹介

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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

DIYは自分が欲しいサイズの家具を作ったり、収納スペースを増やしたりなど楽しみ方がたくさんあります。
そんなDIYでよく使われる材料と言えば「木材」です。

木材はホームセンターや通販で簡単に購入できますが、種類が豊富なため、DIY初心者の方はどれを買うべきか悩む方も多いのではないでしょうか?

木材の特徴をよく知ることで、自分が作りたいものにピッタリの木材を選ぶことができます。

今回はDIYに欠かせない木材選びについて。
木材の特徴やDIYに適した木材、初心者の方におすすめの木材などを紹介します。

DIYは木材選びが重要!選び方をご紹介

DIYでは基本的に自分で木材を調達し、必要に応じて木材のカットや組み立てを行います。

DIYを成功させるためには、木材選びがとても重要です。
木の種類や形状、加工状態など、選ぶときに見るべきポイントはたくさんあります。


木の種類は大きく分けて「広葉樹」と「針葉樹」の2種類。

広葉樹は別名「ハードウッド」とも呼ばれ、スギ、ヒノキなどが代表的。
硬さや重さがあるので強度が強いのが特徴です。

針葉樹は、別名「ソフトウッド」と呼ばれ、スギ、ヒノキ、マツなどが代表的。
柔らかさがあり軽い木材が多いので、加工しやすいのが特徴です。

また、販売されている木材の主な形状には以下の4つがあり、完成したときの形やイメージから木材の形状を選ぶのがポイントです。

  • 角材:切り口が四角になっている木材
  • 丸棒:切り口が丸くなっている木材
  • 板材:表面が平になっている板状の木材
  • 羽目板:凸凹のつなぎめがあり天井などに使用する木材

例えば、椅子を作るとき、平らな板を使用する場合と、角材を組み合わせて作る場合では、印象が大きく変わります。


木材の加工にも種類があり、無垢材・集成材・合板などが代表的です。
こちらについては、それぞれにおすすめのDIY活用法があるので、次で詳しくご紹介しますね!



DIYに使われる木材ごとにおすすめ活用方法をご紹介

DIYで主に使用される代表的な木の種や形状はご紹介しましたが、加工状態にも種類があり、それぞれにおすすめの活用方法があります。

また、屋内であれば加工しやすく用途に合わせた木材を選べば良いですが、屋外用のアイテムとしてDIYするのであれば、長く持たせるためにおすすめの種類があります。

DIYに活用される代表的な木材の特徴・おすすめ活用方法

代表的な木材の加工状態の種類と特徴、それぞれに適しているDIYアイテムの例をご紹介します。

先にご紹介した選ぶポイントにプラスして、こんなものを作りたい!というイメージがあれば、それに沿った特徴の木材を選んでみましょう。

無垢材

無垢材は、丸太から切り出した全く手を加えられていない木材です。

加工がされていないことから、木本来の肌触りや木目を活かして味わいのある家具や棚を作るのに適しています。

化学薬品である接着材を使用していないので、アレルギーなどの心配も少ない素材です。
そのため、子ども用の椅子やテーブルを作るのにもおすすめです。

無垢材は水気や湿気がある場所では水分を吸収し膨らみ、乾燥した場所では水分を放出し縮むため、反りやひび割れなどが入りやすいという特徴もあるので注意しましょう。

集成材

集成材は、小さな木材をよく乾燥させ、接着剤でつなぎ合わせた人工の木材です。

反りやねじれが少なくなるようつなぎ合わせるため強度が高く、比較的お手頃な価格で購入できます。

木材の組み合わせ方によって、厚みのある板や太めの角材など種類も豊富なので、DIYとしても人気の木材です。

大きめのテーブルの天板から小さめな小物入れまで、幅広いDIYに適しています。

合板

合板は薄い板材を貼り合わせた木材で、床や壁の下地として使用されることが多いです。

木目がはっきりしているものや、表面がツルツルしたものなど種類によって特徴が異なります。

木の繊維方向が交互になるように重ね合わせているので板の強度が高く、カットした断面が層になっています。

合板は、幅が広く軽いものから厚みがある強度の高いものなど用途によって自由に選べるのがポイントです。


棚やテーブルなどはもちろん、集成材よりもさらに価格が安いものも多いので、すぐ成長してしまう小さなお子さんの椅子などにも良いかもしれませんね。

屋外用には耐水性のある種類がおすすめ

屋内用としてテーブルや棚などの家具や収納スペースをつくりたいときには、自分の好みの木目の板の色、形など自由に選ぶことができますよね。

しかし、屋外に設置される家具や棚は、天気が悪い日は雨や風にさらされた状態となり、天気が良い日は紫外線からダメージを受けるため、室内よりも木材が傷みやすくなります。

せっかく、手間や時間をかけて作ったものが傷んでしまわないように、耐久性・耐水性が高い木材を選びましょう。

例えば、木の種類でいうと「赤松」や「レッドシダー」などは、水への耐久性が比較的高く、屋外でも痛みにくいという特徴があります。
逆に、「パイン集成材」や「ホワイトウッド」は、水や湿気に弱いため屋外には向きません。

また、合板の種類でコンクリート型枠用の「コンパネ」というものがあるのですが、屋外で使用することを想定して作られているため、耐久性・耐水性がともに高く、外に置いておくテーブルや遊具などにおすすめです。

最後に防腐剤入りの塗料で仕上げると、さらに長持ちさせることができますよ。

DIY初心者におすすめの木材や選び方のコツは?


おしゃれなダイニング

木材には、加工が難しい上級者向きのものもあるため、初心者の場合は加工しやすい木材を選ぶことが重要です。

とくに無垢材は湿度が高い場所では水分を含んで膨張し、乾燥した場所では水分を放出し縮む性質をもっているため、扱いに慣れていないとひび割れや反りが起こってしまう可能性が高いです。

DIY初心者の方向けの木材や、選ぶときのコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

パイン集成材

集成材の種類の1つで、欧米の松の木であるパインの間伐材を角材にし、つなぎ合わせたものです。
パイン集成材は材質が柔らかく粘り気があるため、DIY初心者の方でも加工がしやすい木材といえます。

白っぽい色味が特徴なのですが、使い続けていくと徐々にあめ色に変化していく性質も持っています。

ベニヤ板

ベニヤ板は、木の丸太を大根のかつら剥きのようにして作る1枚の板のことです。
何枚か重なり合っているベニヤ合板のことも指します。

安価で手に入り加工しやすい木材なので、DIYで使用する方が多い木材です。

釘や金づちを使わずに接着剤でも組み立てることができるので、子どもの工作にもおすすめです。

ラワン合板

「ラワン」はフタバガキ科の広葉樹の総称で、木目が目立たず表面がざらざらしています。

板を重ね合わせているラワン合板は、強度や耐水性に優れているうえ、お手頃な値段で手に入るのでDIY初心者の方に人気があります。

家具の背板や床材として使用することが多いです。

シナ合板

シナ合板は、ラワン板の両面にシナ板を貼り付けたものです。
木目が美しく表面が滑らかなのが特徴です。

表面が滑らかなので初心者の方も塗装がしやすい木材となります。
木目を活かしてそのまま使用する方も多いので、部屋の雰囲気に合わせてデザインを変えたい方におすすめです。

化粧板

化粧板は、木材の見栄えや機能を良くするために特別な加工をしているものを指します。

化粧板は塗装したり、化粧紙・樹脂フィルムなどを張り付けたり、デザインを印刷したりしたものもあるため、種類も豊富です。

例えば「オレフィン化粧板」は、オレフィンシートと呼ばれる特別なシートを貼り合わせ耐水性を高めています。

「突き板化粧板」は、天然素材の木材の表面を薄くスライスした突き板を合板に貼り合わせ、天然素材と同じような模様が味わえる加工方法です。

塗装せずともキレイな状態であるため、短時間で手軽にDIYをしてみたいという方は化粧板を活用してみましょう。

初心者が選ぶコツとしてはサイズが重要!

ホームセンターの木材は、使いやすいサイズにカットされた状態で木材が売られています。

とくに、DIY初心者の方は木材を真っ直ぐにカットするのが難しいです。
木材は真っすぐに切らないと、組み立てる際に隙間ができやすく、完成してもガタついてしまう原因となります。

すでにカットされた木材を購入すれば、後は設計図通りに組み立てるだけで理想の家具や棚を作ることができます。

ホームセンターによっては、購入した木材を自分の欲しい長さや大きさにカットするサービスを行なっている場所があるので、ぜひ活用してみてくださいね。

また、DIYで失敗しないためには、簡単な設計図を作っておくと安心ですよ。


木材以外のDIYに必要な材料や道具については「DIYの始め方!初心者は何から?材料や道具、DIYアイデアも」で詳しくご紹介しています。
ぜひ、DIYをするときに参考にしてくださいね。

まとめ

●DIYで使用する木材は、硬さや重さがある「広葉樹」・軽くて加工しやすい「針葉樹」などに分かれます。その他、角材や丸棒など木材の形状にも着目し、作りたいものの完成イメージに近いものを選択しましょう。

●木材の加工状態には無垢材・集成材・合板などがあり、それぞれに適したDIYの活用方法があります。また、屋外用アイテムをDIYする場合は、雨や湿気に強い木材を選ぶことが大切です。雨や湿気に強い木材としては、赤松やレッドシダーが挙げられます。

●DIY初心者は木材選びがとても重要です。とくに無垢材は湿度が高いと水分を含み膨張し、乾燥した場所では水分を放出し縮む性質を持つ上級者向けの木材です。初心者の方は加工しやすいパイン集成材やベニヤ板などを選ぶのがおすすめです。


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