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芝生の植え方のポイントを手順とともにご紹介!お手入れ方法も

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芝生の植え方のポイントを手順とともにご紹介!お手入れ方法も

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こんにちは。ナチュラル&スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。

ふかふかの芝生を備えた庭があれば、子どもの遊び場やBBQなど、さまざまな楽しみを叶えることができます。
「一戸建てに住むなら、芝生のある庭もほしい」と思っている方も多いのではないでしょうか?

芝生は自分で植えることもできるので、コツや品種を知っておくとスムーズです。

今回は、芝生の植え方についてご紹介します。
芝生を植えるポイントや手順、品種やお手入れ方法などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!

芝生の植え方のポイントは?手順とともにご紹介

芝生を植える前には、下地の準備が必要になります。
下地を整える際の手順、芝生を実際に植える際の手順とともにポイントもご紹介していきましょう。

下地の整え方

①芝生を植える場所の小石や草を取り除き、約30cmの深さに耕します。

②そこに、川砂や山砂、芝生用の土など、水はけの良い土を入れて、表面が平らになるように整地します。

このとき、少し傾斜をつけることで、その後の水はけを良くしてくれますよ!
土の状態が悪いときは、肥料や堆肥、土壌改良剤などを入れるのもおすすめです。

③水はけが悪い場合は、土の中にパイプを埋めて「暗渠(あんきょ)排水路」を設けます。

芝生の植え方

①整えた土の上に、マット芝(ソッド)を並べます。

切り目が揃わないように並べることで、溝から地面が削れることを防ぎます。
この植え方(張り方)については種類があるため、後ほどご紹介します。

②マット芝を並べたら、足で踏んで圧力をかけ、地表と芝の根を密着させます。
芝の上に板を置いて踏むなど、均等に圧力がかかるよう気をつけて行いましょう。

③芝の葉が見える程度(3〜5mm)の目土を入れます。
目土を入れることで、芝をしっかり定着させたり水はけを良くしたりと、さまざまなメリットがあります。

④最後に、たっぷりと水やりをしたら完成です。
芝が根付くまでは乾燥しやすいので、2週間は多めに水やりを行うと良いでしょう。



芝生を植えるのに適した環境や時期を知ろう

芝は適した環境や時期に植えることで、成長が促進されます。
良い状態で芝生を張るために、事前に確認しておきましょう。

適した環境

適した環境の条件としては、主に以下の3つが挙げられます。

①日当たりの良さ

芝がしっかりと光合成できるよう、日当たりの良い場所に芝生を張りましょう。
最低でも1日5時間程度は日が当たることが必要です。

ただし、芝の品種によっては日陰でも育てることができますので、日当たりが見込めない際は、品種選びに気をつけると良いでしょう。

②水はけの良さ

日当たりと同様に重要なのが、水はけの良さ。
水はけが悪い環境なら、土壌を改善したり、暗渠(あんきょ)排水路を設置したりすると良いでしょう。

③風通しの良さ

芝に新鮮な空気が当たるように、風通しの良い環境であることも大切です。

適した時期

芝生を植えるのにもっとも適している季節は春で、時期としては梅雨を迎える前の3月中旬〜5月末。
この時期に植えることで、植えた後に梅雨や気温が高い季節がやってくるため、芝の成長を手助けしてくれます。

なお、植えた直後に寒さが増す秋は、芝がうまく成長しない可能性があるため、あまりおすすめしません。

このように、芝の生育は気温などの影響を受けるため、植えるのに適した時期は地域によっても異なります。
たとえば北海道・東北といった寒い地域の場合は4月上旬〜6月頃、関東・西日本の場合は3月中旬〜5月末、もしくは6月前半がおすすめです。

芝生に関する疑問やメリット・デメリットについては、「新築の庭は芝生がいい?芝生に関する疑問や他の選択肢との比較も!」でもご紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。

芝生の品種や植え方(張り方)の種類も確認!


芝生と一言でいっても品種はさまざまあり、特徴も異なります。

また、植える手順はだいたい同じでも、植え方(張り方)にはいくつか種類があります。
事前に知っておき、どの芝生の種類・方法がお家に合っていそうか検討してみましょう。

芝生の品種

品種は主に3種類あります。

高麗芝

日本芝の一種で、家庭で植える芝生の中ではもっともポピュラーな品種です。
丈夫で育てやすく、乾燥にも強いという特徴があります。

ただし、寒さには弱いため、東北地方よりも南の地域に適しています。

西洋芝

芝生のキメが細かく、緑色が濃いのが特徴です。
主にゴルフ場などで使用されている品種で、鮮やかな緑が楽しめます。

西洋芝は、バミューダグラス、フェスク、ケンタッキーブルーグラスなどにさらに細かく分けられます。

夏に強い「夏芝」に分類される代表的な品種がバミューダグラスで、気温が30℃以上になっても生育します。
ですが、寒さに弱く10°C以下になると生育が止まり茶色くなってしまうという特徴があります。
枯れてしまうわけではなく、暖かい季節になればまた生育を始めます。

対して、冬に強い「冬芝」に分類されるのがフェスク、ケンタッキーブルーグラスなどの品種。
気温が5℃程度まで下がると生育は止まってしまうものの、真冬でも緑色を保つことができます。
夏の暑さには弱いため、北海道や東北など比較的夏でも涼しい土地に向いています。

野芝

日本中に自生する丈夫な芝生で、こちらも日本芝の一種です。
しかし、葉のキメが粗いため、鑑賞目的の場合はおすすめしません。

芝生の植え方(張り方)の種類

植え方(張り方)によって必要なマット芝の量が異なるため、コストなどに影響します。
植え方には主に4つの種類があり、隙間を空ける場合は目土で埋めます。

ベタ張り

マット芝を隙間が開かないようにぎっしり敷き詰めていく方法です。
マット芝の量が必要なためコストがかかりますが、すぐに美しい芝生を楽しめるというメリットがあります。

目地張り

マット芝とマット芝の間を3〜4cmほど隙間を空ける方法です。
ベタ張りに比べてマット芝の量が減るためコストダウンができますが、芝生が成長して隙間を埋めるのに時間がかかるというデメリットはあります。

市松張り

マット芝を1枚おきに並べていき、その名の通り市松模様のように植える方法です。
目地張りよりも隙間が大きいため、コストは抑えることができますが、仕上がるまでさらに時間がかかります。

筋(すじ)張り

5〜10cm幅にカットした芝を並べていき、1列おきに5〜10cmの隙間ができるように筋のように植える方法です。
角度のある土地でも無理なく植えることができるというメリットがありますが、全面芝になるには1番時間がかかります。

芝生を植えた後のお手入れ方法は?

芝生は植えたら終わりではなく、定期的なお手入れをすることで健やかに美しく育ちます。
主な芝生のお手入れ方法は「芝刈り・施肥」「目土入れ」「水やり」「除草」です。

芝刈り・施肥

芝刈り・施肥を行う時期や頻度の目安は、芝生の品種によっても異なります。

 

時期・頻度の目安

高麗芝・野芝

西洋芝

芝刈り

5~6月に月2~3回

7~8月に月2~3回

10月に1回

3月下旬~4月に月3~4回

5~6月に月3~5回

7~8月に月1~3回

9~10月に月2~4回

施肥

3~4月に芝が色づきはじめたとき

5~6月に1回

7〜8月に1回

3~4月に1回

5・6月に月1回ずつ

7~8月に3分の1量を1回

9~10月に1回

11~12月に1回

 

芝刈りの頻度は、高麗芝は生え初めの時期は月2~3回でも良いですが、旺盛に成長しはじめたら週1回のペースでの芝刈りにしていくときれいな状態を保ちやすいです。
ただ高麗芝は西洋芝に比べて伸びにくい種類なので、成長具合によっては回数は少なくても良いでしょう。

刈り込む高さは、高麗芝・野芝で2cmほど、西洋芝で2.5〜3cmほどが目安です。

施肥は、必要以上施すと肥料焼けをして葉や根が傷んでしまったり、雑草への肥料にもなってしまうので、規定量を守って施しましょう。

目土入れ

芝生の上に土や砂をかぶせる「目土入れ」。
成長期の前に目土を入れると、根が伸びやすくなって成長を促すことができます。

さらに芝生の乾燥を防いだり、芝生の凸凹を修繕したりとさまざまなメリットをもたらします。

目土を入れる前に枯れた芝生を取り除き、気になるところに目土を広げてトンボなどの道具を使って慣らします。
厚みは3mm程度が目安ですが、きれいに仕上げるためには一度に慣らすよりも1mmずつ行う方が良いでしょう。

水やり

芝生を植えたばかりのときは、芝生が水浸しになるくらいたっぷりと水やりをします。

その後は、春や秋は2〜3日に1回、夏は毎日水やりを行いましょう。
冬は品種によりますが、基本的には水やりは必要ありません。

除草

芝生にはどうしても雑草が生えてしまうため、除草も欠かせません。
手で雑草を取ったり、除草剤を使ったりして除草しましょう。

なお、芝刈りは除草後に行うのがおすすめです。

まとめ

●芝生を植える際には、まず下地を整えます。芝生を植える場所の小石や草を取り除いたら耕し、水はけの良い土を入れて整地します。その後マット芝を並べて植え、足で踏んで圧力をかけます。たっぷりと水やりをしたら完成です。

●芝は適した環境や時期に植えることで、成長を促進します。芝生を育てるうえで大切なのは、日当たり・水はけ・風通しです。また、芝生を植えるのにもっとも適している季節は春で、時期としては北海道・東北の場合は4月上旬〜6月頃、関東・西日本の場合は3月中旬〜5月末もしくは6月前半がおすすめです。

●芝生の品種は主に「高麗芝」「西洋芝」「野芝」があります。また、植え方には「ベタ張り」「目地張り」「市松張り」「筋(すじ)張り」があり、植え方によって必要なマット芝の量が異なるため、生え揃う時期やコストなどに影響します。

●芝生は植えたら終わりではなく、定期的なお手入れをすることで、健やかに美しく育ちます。主な芝生のお手入れ方法は「芝刈り」「施肥」「目土入れ」「水やり」「除草」で、芝生の品種によって行う時期や頻度が異なる場合があります。


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