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こんにちは。ナチュラル＆スローな家「ナチュリエ」のスタッフです。
廊下とリビングの間やクローゼットなどに取り付ける「室内ドア」。
室内ドアにはいくつか種類があるため、どういったドアを設置するか悩みますよね。
今回は室内ドアの種類やそれぞれに適した設置場所を解説するとともに、素材や色、デザインから室内ドアを選ぶポイントをご紹介します。
室内ドア選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
室内ドアの選び方をプロの目線でご紹介！
室内ドアは「建具」に該当します。
建具とは、空間を区切る開閉のできるもののこと。
ドアだけでなく室内窓も建具に該当します。
室内窓については「室内窓を取り付けるメリット・デメリットは？ポイントや施工事例も」で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
室内ドアは機能的な役割の他に、インテリアとしての役割もあります。
壁や床、家具だけでなく、ドアのデザインにもこだわれば、室内空間をさらに素敵に演出できますよ。
そんな室内ドアの選び方を、プロ目線でご紹介します！
デザインで選ぶ
シンプルなものからデコラティブなものまで、お気に入りのデザインで室内ドアを選ぶのもおすすめです。
室内ドアのデザインを変えるだけでガラッと部屋の雰囲気が変わりますよ。
取っ手や蝶番のデザインにこだわるだけでも、理想の室内ドアに近づけます。
メーカーによってさまざまなデザインを用意しているので、お気に入りのドアを探してみましょう。
室内ドアの種類には、主に「開き戸」「引き戸」「折れ戸」の3つがあります。
開き戸
開き戸タイプの室内ドアは、1番オーソドックスな前後に開閉するタイプのドアです。
一般的には、片側に設置されているドアノブを回して開閉する「片開き」タイプの開き戸がよく見られます。
扉2枚の真ん中にドアノブや取っ手が設置されている「両開き」タイプの開き戸もあります。
引き戸
引き戸タイプの室内ドアは、扉を横にスライドさせて開閉するタイプのドアです。
「戸袋」と呼ばれるドアを収納するスペースが必要になります。
レールなどを設置してスムーズに開閉できるようにするのが一般的です。
折れ戸
折れ戸は、2枚以上つながったドアを折りたたむ形で開くタイプのドアで「折り戸」とも呼ばれます。
クローゼットや収納スペースに使われることが多い室内ドアです。
引き戸と同じく開閉しやすく、開けっ放しにしていても邪魔になりません。
色で選ぶ
インテリアの一環として室内ドアを選ぶ場合、色も重要なポイントです。
部屋の雰囲気にあった色の室内ドアを設置することで、統一感のあるおしゃれな空間を目指しましょう。
最もシンプルに統一感を出す方法は、床の色と同じ色を選ぶことです。
フローリングが明るい色の場合、同じ明るいトーンの木目調ドアにすれば部屋が広く見える効果も期待できます。
シンプルにしたいなら、壁と同系色にする方法も。
ドアが壁に溶け込み、すっきりした印象になります。
なお、白やオフホワイトなどの明るい色は、空間を明るく広く見せる効果があります。
清潔感や開放感を演出したい場合に最適です。
一方、ダークブラウン、グレーなどの暗い色は、空間に重厚感や落ち着きを与えます。
シックでモダンな空間にマッチします。
また、家具の色に合わせるのもおすすめです。
部屋全体に統一感を持たせることで簡単にスタイリッシュな空間が実現します。
部屋全体の色は、3色に統一すると部屋がすっきりと見えます。
3色は、壁や床などの「ベースカラー」、大き目の家具などの「メインカラー」、小物などの「アクセントカラー」でそれぞれ70%・25%・5%の割合にするのが理想的です。
室内ドアの色は「ベースカラー」もしくは「メインカラー」から選ぶのが良いでしょう。
逆に、室内ドアをアクセントカラーにして、思い切り目立たせるのもおしゃれ！
バシッと空間が締まり、かっこいい雰囲気を出すことができます。
インテリアの色使いについては、こちらのコラムもご参考ください。
インテリアの色の決め方って？家具のレイアウトはどう決める？
素材で選ぶ
ガラス入りの室内ドアは、光を取り込み、空間に開放感をもたらします。
採光が少ない場所や、部屋同士のつながりを感じさせたい場合に有効です。
ガラスが使われている面積によっても大きく印象が変わります。
木製の室内ドアは和室・洋室どちらにも合いやすく、温かみがある雰囲気にしたい場合におすすめです。
木製のドアには天然木を使用したタイプとベニヤ板などに木目調のシートを貼った化粧合板のタイプがあります。
天然木を使用したタイプは重厚感があり、年数を重ねる毎に風合いが出るため、ついてしまった傷や汚れも年々味として愛着がわいてくるでしょう。
対して化粧合板のタイプは、比較的安価で色のバリエーションが多いことが特徴です。
また、化粧合板は樹脂製で汚れや傷に強い加工がされているものもあるため、小さな子どもやペットのいる家庭で汚れが気になるという方に向いています。
ドアを重たくして気密性を高めたいとき、部屋をスタイリッシュにしたいときなどには、金属製のドアがおすすめです。
床材に合わせて、統一感を持たせるのもおすすめです。
床材の種類は以下のコラムで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
新築の床材にはどんな種類がある？それぞれの特徴や選び方をご紹介
機能性で選ぶ
デザインや色だけでなく、ドアの機能性も日々の快適さに大きく影響します。
以下の4つのポイントもチェックしてみましょう。
採光・通風
ガラススリット入りの室内ドアは、自然光を取り入れ、部屋を明るく保ちたい場所に最適です。
磨りガラスや型板ガラスなど、視線を遮りつつ光を取り入れるタイプもあります。
ルーバー付きの室内ドアは、通風を確保しつつ、プライバシーも守りたい場所に役立ちます。
静音性・遮音性
密閉性の高いドアや、遮音性能に優れたドアは、音漏れを防ぐのに最適です。
あわせて、ドアの厚みや、ドア下の隙間をなくすための工夫（アンダーカットなしなど）にも気をつけてみましょう。
開閉時の音
ドアが閉まる直前に速度を緩め、静かに閉まるソフトクローズ機能が付いているドアは、安全面でも優秀。
開閉時の音も静かなので、夜間の開閉音を抑えたい場合に非常に便利です。
ドアハンドル
ドアハンドルも室内ドアを印象付けるアイテムの一つ。
空間のテイストに合わせて選びましょう。
モダンな空間にはシンプルなバーハンドル、クラシックな空間にはアンティーク調のレバーハンドルなどが合います。
素材もさまざまで、真鍮、ステンレス、木製など、素材によって手触りや雰囲気が異なります。
機能性握りやすさ、操作のしやすさも重要なポイントです。
室内ドアの選び方のポイントは？
設置場所にぴったりな室内ドアを選ぶためには何に注目すれば良いのでしょうか。
室内ドアは、各部屋の機能やプライバシーの必要性によって最適な選択が異なります。
ここでは、部屋ごとのドア選びのポイントを詳しくご紹介します。
リビング・ダイニング（LDK）
LDKは家族が集まる場所であり、来客の目にも触れる空間です。
デザイン性と機能性のバランスが重要になります。
ドアの種類
開き戸はリビングで採用されることが多いドアで、デザインの選択肢も豊富です。
リビングでは冷暖房の空気が逃げにくいよう、気密性の高い開き戸タイプがおすすめです。
引き戸はキッチンとダイニングの間など、頻繁に行き来する場所に設置すると、開け放すことで空間の一体感を高められます。
また、引き戸は車椅子や力の弱い人に開けやすいタイプであることから、バリアフリーを考慮する場合にも適しています。
デザインと色
採光が少ないLDKや、奥まった場所にあるキッチンなどには、ガラススリットや小窓付きのドアがおすすめです。
光を取り込むことで、空間を明るく開放的に見せられます。
ただし、プライバシーの確保が必要な場所では、型板ガラスや曇りガラスを選ぶのがおすすめです。
木製ドアでガラス窓がついたものを選ぶのも良いですね！
機能性
生活音に配慮し、ソフトクローズ機能が付いているドアだと、開閉時の衝撃音を抑えられます。
金属製のドアは防火性が高く汚れにも強いため、キッチンに適しています。
ただし、断熱性がないためリビングなど冷暖房を頻繁につける場所にはあまり向いていません。
寝室
寝室はプライバシーと静けさが求められる空間です。
ドアの種類
開き戸は気密性が高く、遮音性に優れているため、寝室に最適です。
外部の音を遮断し、睡眠の質を高めます。
機能性
ドアの厚みがあるものや、ドア下の隙間が少ないタイプを選ぶと、遮音性が高まります。
プライバシー保護を重視するなら、内鍵付きのドアを選びましょう。
基本的には、プライバシーと遮光性を重視し、窓がないドアを選ぶのがおすすめです。
子ども部屋
子ども部屋は、成長に合わせて変化する可能性があるため、汎用性と安全性を考慮するのが良いでしょう。
ドアの種類
開き戸が一般的で、選択肢も豊富です。
将来的に部屋を間仕切りする可能性がある場合や、限られたスペースを有効活用したい場合は引き戸がおすすめ。
音が気になりがちな子ども部屋には、遮音性が高いドアを選ぶのも良いでしょう。
機能性
ドアに指挟み防止機能が付いているものや、万が一の際に子どもが閉じ込められないような工夫がされているものが安心です。
部屋が暗くなりがちな場合や、親が中の様子を少し確認したい場合には、小さな窓付きのドアも選択肢になります。
電気の消し忘れにも外から気付きやすいですよ。
ただし、子ども部屋の外が明るい場合、夜は室内に明かりが入ってしまい、寝るときにまぶしさを感じることもあります。
トイレ・洗面所
水回りはプライバシーと換気が重要な場所です。
ドアの種類
開き戸は、狭い空間だと開閉時に場所を取る可能性があります。
脱衣所は前後方向に物を置く場所を確保しやすく、かつ風呂場の湿気を逃がしやすい引き戸タイプがおすすめです。
バリアフリー対応にも向いていますよ。
引き戸を引きこむスペースの確保が難しいなら、折れ戸を選択肢に入れるのもアリです。
機能性
必ず内鍵付きのドアを選びましょう。
トイレの音が気になるなら、遮音性が高い開き戸がおすすめです。
トイレや洗面所では換気扇の設置が基本ですが、換気効率を高めるために、下部にアンダーカットがあるドアを選ぶこともあります。
トイレや洗面所は窓がないことも多いため、光を取り込むための上部の小窓や、中の明かりで在室がわかるようなガラススリット付きのドアが便利です。
中の様子が見えすぎないよう、ガラスの種類には注意してくださいね。
クローゼット・収納
収納スペースは、開閉のしやすさと収納効率がポイントです。
ドアの種類
折れ戸は開閉スペースが少なく、大きく開くため、収納物の出し入れがしやすいです。
広い間口のクローゼットや、引き戸で隠したい場所には引き戸が適しています。
デザインと色
基本的に壁に溶け込むようなシンプルなデザインや色を選ぶことが多いです。
これらのポイントを参考に、各部屋の用途やご自身のライフスタイルに合った室内ドアを選んでみてくださいね。
希望に合わせた室内ドアの具体的な選び方も
室内ドアは、単なる仕切りとしてだけでなく、空間の印象を大きく変えるインテリアアイテムです。
ここからは希望に合わせた具体的なドアの選び方を、ナチュリエでの実例写真とともにご紹介します
部屋を個性的に演出したい
個性的な部屋を演出するなら、ドアで遊び心を加えるのが効果的です。
アクセントカラーで個性を出す
壁や床の色と対照的な色を選ぶことで、ドアが空間のアクセントになります。
例えば、白い壁や明るい木目の床に、鮮やかなブルーや深いグリーン、あるいはシックなグレーのドアを選ぶと、一気にモダンで洗練された印象になります。
飾り窓で光とデザインを両立させる
ドアに設けられた小窓（飾り窓）は、光を取り入れるだけでなく、デザインのポイントにもなります。
ガラスの模様がアートのような遊び心を加え、空間にリズムを生み出します。
廊下と部屋の間、リビングとダイニングの間など、光を共有したい場所や、デザインで空間を区切りたい場所におすすめです。
ドアハンドルで個性を引き立たせる
ドアハンドルは、素材やデザインで大きく印象が変わります。
真鍮製は、時間の経過とともに風合いが増し、アンティークやヴィンテージ、ナチュラルテイストの空間に温かみを加えます。
アイアン製は、無骨でインダストリアルな雰囲気や、シンプルモダンな空間の引き締め役になります。
最近では、シンプルなデザインながらも素材感にこだわった真鍮やアイアンのハンドルが人気を集めています。
かわいらしさや繊細さをプラスするなら、陶器製やガラス製もおすすめです。
ナチュラルな雰囲気に統一したい
自然素材の温もりを感じるナチュラルテイストは、飽きがこず、どんな世代にも愛されるスタイルです。
床材と「同系色」で揃えると、空間に一体感が生まれてすっきりと見えます。
最近では、ニュアンスカラー（くすみカラー）や、グレージュなどの落ち着いたトーンのアクセントカラーも人気。
派手すぎず、かつ個性を主張できるため、どんなテイストにも合わせやすいのが魅力です。
木のドアのバリエーションと選び方
ドアの素材によって、印象がガラリと変わります。
無垢材のドアは、木そのものの質感や表情を楽しめ、経年劣化も魅力です。
以下のように、種類によっても特徴が異なります。
- パイン材：柔らかく、明るい色が特徴。カントリー調や北欧スタイル向き
- オーク材：硬く、はっきりとした木目が特徴。モダンからナチュラルまで幅広いテイストに合わせやすい
- ウォールナット材：深みのある色が特徴で、高級感と落ち着きを演出
そのほか、木目調の突き板・シート貼りのドアの場合は、無垢材よりもコストを抑えることができます。
部屋を広く見せたい
ドアと壁を同じ白で統一すると、ドアが壁に溶け込み、空間が広く感じられます。
フローリングの木目や色合いが際立ち、主役になります。
白は光を反射するため、部屋全体が明るく開放的な印象になります。
どんなインテリアテイテムも邪魔しないため、家具やファブリックでさまざまなテイストを楽しむことができます。
白やオフホワイト、淡いグレーなどの明るい色のドアは、光を反射して部屋全体を明るく見せる効果がありますよ。
また、幅が狭目のドアも存在を主張しすぎず、壁の面積が広く見えるため、全体的に広く見える効果が期待できます。
なかなか好みの室内ドアが見つからない！自分で選ぶのは難しい！という人は、ぜひナチュリエに相談してください。
ナチュラルアンティークな空間や、シャープなアウトドアテイストな雰囲気など、理想に合った室内ドアを提案させていただきます。
ナチュラルでアンティークな雰囲気が好きな方には▶ナチュリエプラン：アンティコ
自然素材やアウトドアな雰囲気が好きな方には▶ナチュリエプラン：アーバンアウトドア
まとめ
●室内ドアは空間を仕切る「建具」に該当し、主に「開き戸」「引き戸」「折れ戸」の3つのタイプがあります。
デザインや色、素材や機能性など、ドア選びのポイントはさまざまです。
●室内ドアは、まずは設置場所に合ったタイプのものを選びましょう。
リビングとトイレ・洗面所では、室内ドアに求められる役割も異なります。
木製や金属製、ガラス製などそれぞれの特性を見て用途に合ったものを選ぶのがポイントです。
●どんな雰囲気の部屋にしたいかで室内ドアを選ぶのもおすすめ。
ドアの素材、色、ガラスの有無、ドアハンドルの素材などの組み合わせは無限大！
壁や床の色との合わせ方でも雰囲気がガラリと変わりますよ。
全国に店舗があるナチュリエは、木の家でのていねいな暮らしを提案するハウスメーカー。
室内ドアはもちろん、家づくり全般に関するアドバイスやご提案をいたします！
自然素材の家・木の家のハウスメーカーをお探しならお近くの「ナチュリエ」へぜひお気軽にご相談ください。
